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区長空席異例の議会開会


 今年最後の議会となる江東区議会の第4回定例会が29日から始まった。12月20日まで開会されるが、途中まで区長が不在という異例の議会となる。
 区長が体調不良等で欠席する場合はあるが、区長空席の中で開かれる議会は異例。不在の間は大塚善彦副区長が区長代理として出席する。
議会では、辰巳第二保育園の指定管理者の提案▽人手不足などによる工事価格の変更▽ちどり幼稚園(古石場)の廃止などについて審議が行われる。通常通り、一般質問や委員会での審議があるが、区議会関係者は「新しい区長が決まらないと区としての方向性が決められない」とつぶやく。
 次の区長によって、来年度の予算などに大きく影響する可能性がある。区長選が行われる12月3日~10日の間は議会を開かないことが決まった。投開票が行われる10日に区長が決まれば、途中からでも区長が出席するとみられる。
 区長選では、いずれも無所属で、国税庁職員の猪野隆氏▽江東区議の酒井菜摘氏▽元都職員の大久保朋果氏の3人が立候補を表明。29日までに日本維新の会推薦で小児科医の小暮裕之氏と江東区議の三戸安弥氏が出馬を表明した。一方、17日の立候補者説明会には11陣営が出席しており、立候補者がさらに増える可能性もある。

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