企画って何?基礎知識と向いている人、職業ポジション名【企画のプロの話(1)】
はじめまして。制作・マーケティング業界の片隅に生息する佐藤と申します。
企画力は制作やマーケティングだけではなく、様々な職業業界で通用する力です。また、AIがまだ持ち得ない、人間特有の創造性と問題解決能力を必要とするスキルでもあります。
佐藤は学生時代から数えると、過去30年以上にわたって企画に携わってきました。今回は、企画ができるようになりたい方が学べる内容を心がけ、これまでの知見やノウハウを体系的にまとめていきたいと思います。
そもそも企画って何
企画は、ありとあらゆる業種・職種で見られる概念で、もくろみ、アイデア、構想とも呼ばれます。ある事をするために議論を基に計画を立てることで、単発的もしくは複合的な構造になっています。
ほとんどすべての業界・職種・業務内容で見られ、企画がなければ仕事は生まれないし、形になりません。
具体的には商品・サービス・広告・キャンペーンの企画、イベントやプロモーションの企画、社内制度や人事制度の企画、新規事業の企画、地域活性化の企画、町づくりの企画など多岐の業界にわたります。
企画職とは
企画職は、企業や団体等のステークホルダーにおける様々な課題解決や目標達成のために、アイデアや構想をもとに企画を立案・実行する仕事です。
マーケティング分野のみならずBtoC/BtoBいずれにおいても重要であり、すべての施策は企画に基づいて検討と選択が行われ、実施されます。
また、企画だけではお金になりません。アイデアや構想を具体的な施策・商品・サービス等として形にしたり、さまざまな施策に発展させ書面などの形式に可視化するスキルが必須です。
企画職のポジション名
企画する人のポジション名は一概に決まっているわけではなく、統一性はありません。どのポジションでも求められるスキルであることの裏返しだとも言えます。
●●企画部や**企画課などのディビジョン毎のほか、■■企画担当、▲▲プランナーなど個別に記されることもあります。
プランナー(Planner)
企画業務全般を担当する人のことを指します。広告代理店やイベント会社などで使用されることが多いです。
広告プランナー、営業プランナーなど一部の業務に限定した形で使用されることもあります。
プロデューサー(Producer)
プロジェクト全体の監督と管理を行い、企画の立案から実行までを取りまとめる役割です。映画やテレビ番組、イベントなどの制作現場で使用されることが一般的です。
プロジェクトマネージャー(PjM/Project Manager)
プロジェクト全体の責任者であり、予算管理やスケジュール管理、チームの組織・運営を行います。施策複数を含む企画の立案から実行までの全体を管理します。
プロダクトマネージャー(PdM/Product Manager)
自社製品・サービスの企画・開発・販売・マーケティングなど、製品ライフサイクル全体に責任を持つ職種です。
ディレクター(Director)
コンテンツの方向性や演出を決定し、制作チームをリードする役割です。広告制作や映像制作などで使用されます。
コーディネーター(Coordinator)
プロジェクトの進行や関係各者との調整を行う役割です。企画の立案や実行における連絡調整や手配を担当します。
コンサルタント(Consultant)
特定の業界に所属する企業団体・個人のニーズに対して、最適な企画やソリューションを提案することで経営課題の解決や目標達成を支援する専門家です。
デザイナー、ライター、動画編集者等(Creators)
デザイナーやライターなど一般的に制作に携わる職種やクリエイターでも、作業のみならず、企画段階から携わることも増えています。
各クリエイターの仕事に含まれる企画では、ユーザー視点の意見や、それぞれのプロとしてのアイデアが求められます。
企画業が向いている人
まず、クリエイティブでロジカルな思考ができる人が企画業に向いていると思います。右脳と左脳を両方使える人ですね。
さらに幅広い知識と経験を持ち合わせていることも必須要件です。また、リーダーシップとフォロワーシップのどちらも発揮できる資質を備えていると仕事がしやすいと思います。
社会情勢やトレンドに合わせた変化や進化が求められるので、自分のアイデアで社会に貢献したい人にも向いています。
必要な素質
企画職に必要な素質は15個あり、これらは全て同じくらい重要です。
発想力や洞察力が優れていても、論理的思考力やコミュニケーション能力が不足していると、企画を形にすることはできません。
資質をバランス良く磨き、常に新しいことに挑戦する姿勢を持つことで、未来に通用する企画力が備わります。
以下の記事でもうちょっと深く解説しているので、ぜひご覧ください。
https://note.com/preview/n36ac0f2d6c40?prev_access_key=d26c88544d10451418d7670f799ec135
【まとめ】企画力はAI時代で淘汰されないスキル
企画力は、問題解決や戦略立案など、複雑な業務に対処する複合的な能力です。また、AIがまだ持ち得ない、人間特有の創造性と問題解決能力を必要とするスキルでもあります。
AIが確実に台頭する時代において、優れた企画力を備えていることでシンギュラリティを乗り越えられるはずです。
これからも企画について学びを深め、実務や未来に役立てていきましょう!
企画書を作成したくないときは
時間やリソース、自信の有無などの関係で企画書作成ができないこともあります。
その場合、弊社が企画を担当させていただき、企画書作成を行うことも可能です。プロジェクトや施策の管理マネジメントも対応可能ですので、ぜひお気軽にこちらよりお問い合わせください。
最後までお読みくださりありがとうございました。
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