考える人、考えない人
最近ちょっとびっくりしたことがあります。
ディズニーランドのアトラクションに乗るまで、連れと並んでいた時のこと。
連れに話しかけましたが、応答がなく、もう一度声をかけると、
「ぼーとしてた」と答えられました。
ぼーとしてた…ということは…
「何か考え事でもしていたの?」と聞くと、
「いや、何も考えていない」とのことです。
何も考えてない!?
このざわざわとした環境で?
立ち続けて歩かないといけない時に?
ありえない!
すると連れが
「MBTI診断でNの人はよく考えるらしいね。
例えば仕事中、もし今火事が起きたら…とか考えるんでしょ?」
MBTI診断で私はINTJタイプ。まさしくそれだ。
「火事とかは考えないけど、暇な時は、何しようかなとか、皆何考えてるんだろうとか考えてる」
と答えると、
「そんなこと考えてるの?」と笑われました。
「暇な時には何も考えないよ。ぼーとする」
とのことです。
何も考えない。ぼーとする。
そんな時間、瞑想でもしない限り、
取ったことないかもしれません。
それくらい常に何かしら考えています。
例えば、今アトラクションに並んでいるこの部屋。
この部屋に入った時、一番最初に目に入ったのが壁に飾られている古い地図。
その地図を見た瞬間、
どこの国の地図なのか、いつの時代か、と
次々と疑問が思い浮かびます。
そのことを連れに伝えると、
「そんなこと考えないよ笑。ただ”ふーん”ってだけ」
壁に飾られている地図だけでなく、他の絵画についても同様でした。
こんなにも情報が溢れている中、
疑問が思い浮かばない、言葉が思いつかない
というのはどういう感じなのでしょうか。
頭の中は沈黙なのでしょうか。
しかしそれはそれで寂しいような気がします。
一つの小さなことから、あらゆることを感じられる、考えられる能力があることは
とても豊かなことです。
一冊の本を読んで、ただ文字通り「面白かった」で終わるよりも、
あれはどういうことだろう、こことここが繋がっているんじゃないかと
思考するほうが、何倍も「面白かった」と思えるのではないでしょうか。
常にいろいろと考えてしまうことが疲れやストレスになることもあります。
しかしそんな性格だからこそ、
noteに文章を書けるのかもしれません。