米国FRBは、未曾有の債務超過 〜1929年株価85%暴落の大恐慌〜
米国FRBは、時価会計では債務超過です。
米国国債は32兆ドル(4,870兆円)、日本のGDPの10年分です。
米財務省が10月18日公表した8月の対米証券投資統計によると、FRB、米国銀行、投資ファンドが、24兆2,930億ドル。
海外勢の米国債保有額は24%の7兆7,070億ドルで、2021年12月以来の高水準となった。
海外勢首位の日本は1兆900億ドル、2位の中国は8,693億ドル、3位の英国7140億ドルと、2020年8月以来の最大の伸びとなった。
その他、スイス、中東産油国、東南アジア、タックスヘブンです。
債務超過の原因は、2021年の金利0.25%から5.5%へ、5ポイント上がったからです。
5ポイントの金利上昇で、米国債は32.5%も下がっている。
<計算公式>
平均残存期間は10年。発行時の平均金利1%、2023年10月の10年債の金利5%。発行額面32兆ドル÷{(1.05-0.01)の10乗}≒21.6兆ドル。
時価損失は10.4兆ドル(1554兆円)にもなります。
リーマン危機の4倍ですから、1929年の”大恐慌”なみです。
1929年10月24日、有名な”暗黒の木曜日”です。
2年半かけて、85%まで暴落でした。
米国と同様に、ユーロのECB(中央銀行)も、政策金利4.50%で大きく債務超過です。
追記 この記事を書いた後、現在(12月4日)、米国金利が少し下がりましたが、物価が下がっているからのようです。
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