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ペトロ・ダラー(基軸通貨)の終焉 〜注視すべきサウジの動向〜
西側は、習近平首席のサウジ訪問以降も、「ペトロ元」の話題には触れていません。
本当に、サウジの原油生産の全量を、人民元で買い取る準備がある旨を伝えてサルマン皇太子と合意しているのか。
サウジの石油輸出は700万バーレル/日、中国の原油輸入は800万バーレル/日です。
サウジと中国の貿易関係は、下図の通りです。
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合意しているという情報とは、別の情報↓もあります。
(記事引用)「サウジアラビアは最も影響力のある OPEC 加盟国であり、米国と中国に最も近い国です。何年もの間、習主席はサウジに対し、世界の商品に対するドルの支配を打破するため、石油に人民元を受け入れるよう促してきた。マスコミでは、これが実現する可能性が高いことを示唆する多くの熱意がありましたが、これまでのところ、リヤドが北京の提案に従うという兆候はありません。」2023年1月3日記事
どのような結論となるかは、不透明です。
万一、中国の思惑通り、全量が元での決済になれば、ペトロダラーの崩壊の始まりとなります。
15兆ドル(2025兆円)ある世界の中央銀行のドル準備は必要が薄れ、ドル国債は売られていきます。
しかしながら、サウジ側として、世界の政情が不安定化している現状で、王制の維持の目的もあり、「紛争」や「戦争」という脅威から逃れる事は出来ません。
現時点でも、長年に渡り続いた米国の軍事関係に依存しています。↓
(記事 引用)「治安に対するイランの脅威を懸念しているリヤドにとって歓迎すべきニュースではない。共通の敵を共有しているサウジは、イスラエルとの安全保障関係を拡大しています。しかし、彼ら自身の深刻な安全保障上の必要性を持っているイスラエル人は、1990年のイラクによるクウェート占領後に米国がクウェートに与えた支援のようなもので、サウジアラビアの援助に来る可能性は低い.
したがって、結局のところ、リヤドはその安全保障を支えるためにアメリカに目を向ける必要があります。そして、ワシントンの焦点がヨーロッパとアジアの同業者に向けられているとしても、差し迫ったイランの脅威に直面してサウジアラビアが支援を切実に求めていることに気付いた場合、米国との長年の友情が最も確実に発揮される. サウジとの現在の違いがどうであれ、米国は中国とは異なり、彼らが極度に必要としている時に彼らを失望させないことは確かに信頼できる.」2022年12月30日
こうした状況下で、今後も、サウジの動向が、世界の金融システム(基軸通貨)の大転換の発端となるかは、投資家としても注視する必要があるようです。
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