
あなたは「おいくつですか?」の問いに答えますか 〜AIの回答が優れていた〜
「年齢で能力を決めてしまうのは差別です」下重暁子氏(86歳)の弁です。
共感したので、下の動画を添付します。
話は変わって、私にのまえは、誰から年齢を聞かれても答えません。
相手が大物経営者でも、明らかな年上でも答えません。
「年齢不詳」「想像にお任せします」とだけ伝えます。
たまに、「”年齢いわない会”の会長です。」というジョークも飛ばします。
「年齢不詳」というのは、「外見・話し方・雰囲気などから、はっきりした実年齢を的確に推測することが難しいこと、できないこと」を意味している表現
どうして、そのような答えをするのか。
大きく2つの理由があります。
①世界中(200回以上)を旅して、外国で年齢を聞かれたことがない
②年齢で話を合わされたくない
と言う実体験からです。
ひとつづつ解説します。
【①世界中を200回以上旅して、一度も年齢を聞かれたことがない】とは
私の主な渡航先は、米国・カナダ・オーストラリア・欧州諸国・東南アジア諸国・中国・香港などです。
極端に言うと、「(恋愛で)付き合った外人女性」にさえも、聞かれたことはありません。
当然、ビジネスシーンでも、聞かれることはありません。
初対面で年齢を聞かれることは皆無です。
もちろん、私から年齢を聞くこともありません。
日本人が、初対面でもズケズケと年齢を聞くのは、一体どう言うことなのでしょうか。
それは、尊敬語・謙譲語・丁寧語を使い分ける、高度で独特な日本文化(言語)が原因なのだと感じています。
一言で言うと、年上を敬うといいうことでしょうか…。
近年は、経済的(マネー)理由から「年寄りは老害だ」「年寄りは死んだ方がいい」と言われるので、その素晴らしい文化も絶滅しそうですが。
100年寿命の時代になり、年齢による違いは、ほとんど意味を成しません。
例えば、中学生が3つ年上の高校生をみると、はるか大人に感じるものです。
しかし、当たり前すぎることですが・・・80歳の方が、83歳を大人(先輩)とは感じません。
一方、外人は、なぜ歳を聞かないのか。
「なぜ外国人は年齢を聞かないのでしょうか?」という問いの、ChatGPTの答えが優れていました。
多くの文化では、特に初対面のときに年齢を聞くことは失礼または押し付けがましいと考えられています。この社会規範は国によって異なり、文化的価値観や習慣の影響を受けます。外国人、あるいは同じ文化圏に属する人々であっても、人の年齢について尋ねることを避ける理由はいくつかあります。
プライバシー: 年齢は個人情報とみなされ、見知らぬ人に公開することに抵抗を感じる人もいます。個人のプライバシーの尊重は、多くの文化において共通の考慮事項です。
感受性: 文化によっては、特に特定の社会的状況においてその人が予想よりも年上または年下である場合、年齢はデリケートな話題になることがあります。年齢について尋ねると、意図せずして相手を怒らせたり当惑させたりする可能性があります。
年齢に関連した固定観念: 一部の社会では、年齢は特定の期待や固定観念と関連付けられています。誰かの年齢を聞くと、こうした固定観念が強化され、潜在的な不快感や否定的な感情につながる可能性があります。
年長者への敬意: 年長者を尊重することに重点を置く文化では、年齢を聞くことは失礼または軽率であるとみなされる可能性があります。
会話のエチケット: 多くの文化では、適切な会話のトピックに関する特定のガイドラインがあり、特に最初のやり取りでは年齢は考慮されない場合があります。
フォーマルさ: ビジネス会議やプロフェッショナルな環境などのフォーマルな環境では、年齢などの個人的な質問をするのはプロフェッショナルではないとみなされる可能性があります。
判断への恐怖: 特に年齢差別が懸念される状況では、年齢に基づいて判断されることを心配する人もいます。
多様な背景を持つ人々と交流するときは、文化の違いや社会規範に留意することが不可欠です。相手の年齢を聞くのが適切かどうかわからない場合は、その話題を完全に避けて、会話の他の側面に集中する方が一般的です。誰かと信頼関係を築くには、相手の年齢を知るだけではなく、真の関心と敬意を示すことが重要であることを忘れないでください。
世界は、グローバル化しています。
日本的な文化は残すべきですが、100年生きる時代には、明らかに「年齢を問う」ことは、
プライバシー、感受性、年齢に関連した固定観念、年長者への敬意、会話のエチケット、フォーマルさ、判断への恐怖
の視点から時代に合わない。
しかも、「女性に歳を聞いては失礼」というのは、「男性にも失礼」ではないでしょうか。
次に【②年齢で話を合わされたくない】です。
実体験で申しますと。
私は、30歳差や33歳差の日本人女性と真剣交際をしたことがあります。
そのような歳の差でも付き合える理由は、お互いに、歳の差での価値観・考え方に大きな違いがあることを「楽しい」と感じられるからです。
決して「年齢に合わせて話を盛らないで欲しい」ということです。
平成世代としての、話題や知識や情報が、自分にとって最高に刺激的で、楽しい時間が過ごせます。
例えば、カノジョからの
「お母さんが〇〇と言ってた」
「お父さんから△△を聞いたことがある」
「同年代の人は□□と考えると思う」
などというトークは、一切必要ないのです。
「今これが流行ってます」
「それはこう考えます」
「こうした話が楽しい」
「これに興味がある」
という会話が、歳の差のお付き合いでの醍醐味です。
つまり、「(カノジョの)言っていることが新鮮で、もっと知りたい。その会話が楽しい〜!」ということです。
(個人的な話ですが・・・「若い女性だけが好き」ということではありませんので誤解ないように)
ビジネストークでも同様です。
20代とのビジネス会話は、学ぶことが多くて勉強になります。
先日も、20代の青年との会話で、
「君はすごいね〜。とても勉強になるよ。」
と私が言ったところ、
「そんなこと言う年配者に会ったことないです」
と言われました。
この会話は、私が本当に感じている”強い思い”なのです。
言い換えると、高齢世代と話しても、ほとんど学ぶことがない。(現役の経営者は例外ですが)
ましてや、テレビや新聞の話などされると、「いい加減にして欲しいなあ」とさえ感じてしまいます。
特に、現代のような社会(政治・経済・文明)が激変している時代において、新しい知識や最新の情報を得ることは、経営コンサルタントとして必須の課題です。
そう言う観点からも、若い世代のビジネスマンとの話の方が、はるかに有意義です。
若い世代は、テレビも新聞も見ないことが、「話が合う」理由のひとつでもあります。
つまり、年齢で合わせるような会話は時間の無駄なのです。
「年齢不詳」であれば、大切な情報を真摯に学べます。
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