英国エコノミスト「THE WORLD AHEAD 2025」の批判 〜2025年の世界展望〜
2025年の英国エコノミストの表紙です。
この表紙は、毎年世界に議論を巻き起こします。
私にとっては、エコノミストについてのウィキペディア(Wikipedia)の「批判」に興味があり、引用掲載します。
こうした批判には、重要な視点があります。
エコノミストは、国際金融資本家やグローバリストの宣伝媒体化していると言うことです。
エコノミストの株主構成を調べれば、真実は分かります。
「エコノミスト」の主要株主には、次のような一族や家があります。アニェッリ家(エクソールを通じて、キャドバリー家、ロスチャイルド家、シュローダー家、 レイトン家。
法人名でなく、”一族”や”家”と言う表現が出てくるのが、私物化されていると言うことでしょう。
ということは、エコノミストを読むときには、政治的であり、利権的であり、権威主義的であると理解した上で、読むことが必要です。
つまり、科学的な事実(予測)ではない。
金融学・経済学が科学でなく学問でもないのは、自然がテーマでなく、国際金融資本家やグローバリストの”欲”に基づく支配システムだからです。
かといっても、それはそれで、金融や経済の実態を表すものであるという、重要な側面はあります。
エコノミストを例にすると、国際金融資本家やグローバリストが何を考え、どうしようとしているのかを知ることは、2025年の予測としては間違っていないということでしょう。
ただし、これまでのエコノミスト(表紙)と違う側面は、500年ぐらい続いた欧米人による世界支配構造が大転換機を迎えていることです。
世界支配構造とは、奴隷と植民地による世界の富の収奪システムのことです。
奴隷制度もなくなり、植民地主義は実質的に消滅しています。
その次に出てきたのが、石油危機、環境破壊、SDGs、CO2排出、EVなどの政治的な世界利権(金儲け)の主張です。
金融の世界でも、自社株買い、金融危機誘発、株価操作などやりたい放題です。
ここまでは、科学的な事実ですが、予測になると非科学の世界ですから、ひとつの”考え方”となります。
2025年以降、世界的視点での、最も注視すべき事は、国際金融資本家・グローバリストの世界支配構造がどのように変化するのかと言う事です。
2025年版エコノミスト表紙のど真ん中にいるのは、米国のトランプ大統領です。
私もそうなると考えます。
2025年、米国のトランプ大統領が、
・これまで通り、国際金融資本家やグローバリストと協調路線をとるのか
・新興国(BRICSなど)と「新しい国際秩序」を構築する方向へ向かうのか
・あるいは、どっち付かずで、双方にとっての期待はずれに終わるのか
むしろ4年間の大統領就任期間で、世界の大変革を起こすには、あまりに”時間が限られている”とも思えます。(8年間もあり得る?!)
世界の政治・経済・金融は、1000年単位で起こるような、「歴史的大転換期の始まりの年」になることだけは確かなようです。