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男性利用者は怖がりが多い?!
あんそくです。
男性利用者は怖がりが多いのか?をかいていきたいと思います。
柵や手すりをもって離さない人が多い
女性より男性の方が多いと感じるのが、座るときや方向転換、立ち上がるとき、肘掛や柵、手すりから手を離せない人が多いです。
介助者はイスや便座などに座ってほしいので、「手を離して!」と伝えているのですが、逆に「何をするんだ!」と怒られたり、叩かれたりしているところをよく見ます。
どうして起こるのでしょうか?
単純に怖い
結論からいうと、単純な怖さからです。
介護者は「トイレにいきますよ。」「車椅子にのりますよ。」と伝えてはいますが、それだけでは怖さは消えません。利用者の状況に合わせて方法を選んで「怖さ」を取り除いてから介助するだけで、お互い嫌な気持ちにならなくて済みますよ。
方法1 先に持つものを確保する
介護者は「トイレにいきますよ。」「車椅子にのりますよ。」とつたえていますが、利用者にとっては急な話。また、聞こえていない、理解できていないことも多いです。
そこで急に身体を動かされると、「何かにつかまる。」という動作は普通のことだと思います。
私達も大きな地震があったら、何かに摑まるでしょ。怖いから。それと同じです。
じゃ、摑まることで安心できるなら、まず、「手すりを持ちましょう。」「前のテーブルを持って立ちましょう。」からはじめるのが安心につながって、安心すると体が動きやすくなります。
安心を確保できた後に、次を伝えるようにしましょう。
方法2 一度リセット
しっかりと説明できてない状態で動かしてしまい、握りしめて話されない場合は、一度、止めましょう。
どうしてか?怖いままでは動けないからです。続けると身体は更に緊張して動けなくなるし、利用者の気持はイライラするし、スタッフも焦るし、お互い嫌な気持ちが残るしいいことなしです。
一度、状況をリセットしてから、方法1で関わりましょう。
方法3 持つものを準備する
手すりなどがないときは、タオルでも、スタッフの服でもいいので、何か持てる物を準備して、先にもってもらうようにしましょう。
安心されます。それから介助にはいると、お互いに落ち着いて介助に入れるでしょう。
方法4 動作を区切る
部屋から歩いてきて、テーブルに近づいたとき、「はい、座りますね。」といって座ってもらったことないですか?
で、怒られる! 「なんで!」ってなったことないですか?
まー、怒られて普通です。
テーブルまで歩いてきたら、いきなり座る動作でなく、
テーブルの際まで、詰めてもらう
イスをひざに当てて、イスがある事を皮膚感覚で伝える
「座りますね。」と聴覚を使って伝える
必要であれば、先にイスの手すりを持つ
座る
という、動作ステップを踏んでないからです。
もちろん、認識能力の差によって、項目を飛ばします。
まとめ
男性の場合、女性より力が強く、身を守るために力強く握って離されないことが多いですが、理由をよく見て、ステップを踏めば、だいたいは動作がしやすくなります。
要は、「この人の安心の状況を作る為には、何がいるか」を考えればいいです。
一度、お試しあれ。
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