日記 2024.11.15(金) この道を進んでいいという実感。
7時に目が覚める。でも眠たい。買ったばかりのあったかインナーを着て寝たら暑くて夢を見てしまった。うーん、体温調節がなかなか難しい。寝るときには脱いで寝た方がいいのか否か。
横になったまま動画を観たりして9時ごろやっと起き上がる。くもり。足先だけ冷たい。
歯を磨いて顔を洗い、番茶、番茶。鉄瓶に湯を沸かす。お化粧をして、着替える。あったかいムートンのスリッパを毎年買っているけれど、今年はどうしよう。この小さな部屋ではスリッパひとつが意外と邪魔になったりするから悩んでいる。
久しぶりにルトリコチュールのガンジーセーターを着た。これを着ると冬が来たという感じがして気分が盛り上がる。このセーターは本当に買ってよかったなぁ、毎年思う。一生大事に着てやるんだと思うし、一生着られそうなくらいタフでへこたれない。心強い冬のパートナー。
足元はどうしても冷えるからヒーターを付ける。足元用のヒーターもわたしの冬の相棒だな。これが壊れたら冬は乗り越えられないかもしれない。とにかく足を冷やさないようにやってみたいと思う。銭湯に通って温冷浴も続けていたら足先の冷えも違ってくるのだろうか。
白菜の漬物を作ってみたい。お塩だけで漬けるもの、昆布と唐辛子を一緒に漬けるものいろいろあるみたいだ。白菜を切って洗って天日にしばく干しておいてから漬けるらしい。太陽のエネルギーを吸収させて乾かして漬ける。その工程もまた楽しそう。白菜はすこし遠くのお気に入りの八百屋さんで買いたい。あそこで買ったキャベツでザワークラウトを作ったら美味しかったなぁ。歩いていくにはちょっと時間がかかるから元気いっぱいの時に行こう。
昨日買った無印のインナーたち。ウール100%のインナーと、綿のインナーとどちらにしようかじっくり悩んだ。試着してみてウールの静電気がパチパチというのが気になって去年と同じ綿のインナーを買った。綿のインナーは真冬でもちゃんとわたしを温めてくれた。微妙な気温の時はヒートテックの熱のこもり方がつらい時がある。なんでも試してみるとよく分かる。
お昼過ぎに駅前のスーパまで買い出しに出た。豆乳と納豆と鰹節が欲しかった。ついでにお菓子とコロッケ、別なスーパーで焼き芋をひとつ買って帰る。
お昼ご飯は昨日のお味噌汁の残りとせいろで温めた玄米とコロッケ。お味噌汁の味噌を入れ過ぎたようですこししょっぱかった。お母さんにもらった小ぶりの二段のせいろの素材は杉のようで香りがすこしある。それがちょっと気になるのだが慣れるだろうか。買ったお味噌がもう少しでなくなる。いよいよわたしの作った味噌の出番だろうか。手作りの味噌で作るお味噌汁はどんなだろう。楽しみで仕方がない。
どうしてこんなに眠たいのだろう。昼寝が楽しくて仕方ない。マットレスを戻して横になる。すぐに眠たくなって夕方暗くなるまで眠っていた。
もう夕飯。今夜はお腹が空くはずもなくヒラタケを蒸して大根おろしと和えたもの、焼き芋を食べた。ひとりのちいさな暮らしは行動範囲も狭くなるから食事は自然と軽くなる。
今回の実家での暮らしで何かが見えてきたような気がしている。それが何なのかはまだよく分かっていないけれど、これかもしれないという感覚があって、このまま試していけばいいというような気がした。
というのも今回わたしは実家でしっかりとリラックスできていたのだ。休む、ということに自然と集中できていて、周りがそんなに気にならなかった。やりたいことが常にあって、家事も楽しくする。無理はしないように、楽しいことでもやり過ぎてるなと感じたらすっと手を止めることができていたと思う。お母さんの過干渉気味なところに飲み込まれそうになったりしたけれど、これはわたしも持っている体質だからと変に拒否せずに、一時的に距離を置きながら調節することができたのではないか。お父さんとお母さんとわたし、チームの一員として力を合わせながらお互いがお互いに尊敬し合う。たぶん我々はこの方向で間違っていないんじゃないかなと思うことができた。
安心して居られる場所はわたしひとりの世界だけじゃなくなった。安心できる場所が別なところにひとつ増えるとまたさらに安心感は深まる。基本はひとり、でも助け合える関係を、場所を、少しずつ増やしてみたいと思う。