日記 2024.8.20(火) 眠ることについて。
涼しい朝。6時ごろ目が覚めた。
わたしの自慢はいつでも眠りたいと思ったら眠れること。眠ってしまえば大体のことが解決すると知っている。眠ってすっきりするとまあいいかとさっぱりと切り替えることができる。人見知りだし、なぜか完璧主義なところもあったりして、失敗したり、恥ずかしいことがあったりするとぐっと小さくなりたいこともあるけれど、眠ってしまえばなんとかなると分かっているからいつもそんなに深刻にならずに済んでいる。眠れていればだいたいOK。基本的には楽観的な性格なのだろう。
わたしの周りにはよく眠れるという人が多いけれど、二人だけ眠れないと困っている人がいる。それはお父さんと、元住人だ。
元住人と暮らしている時、彼はわたしがぱたりと眠ったあともずーっと起きていた。朝方わたしが一度目を覚ましてもまだ起きている。眠れないまま起き上がる、ということも結構あったようだ。時々彼が夜眠っているのを見るとわたしは嬉しくなっていたのを思い出す。ただただ眠っている生き物をみると嬉しくなる、愛おしくなる。
お父さんは人のことが気になって気になって眠れないと言っている。隣の部屋の音、光、お母さんが夜更かししている事実などが気になって眠れないのだという。お父さんは睡眠薬を飲んで寝ているらしい。この件については現在わたしも一緒なって対策を考えている。
眠りたいと思えば眠れるわたしにとって、二人の気持ちは到底分かるわけもないが、時々わたしにも眠れない夜がある。流石にその時はつらい。それが毎日だと思うとほんとうに心配だ。どうやったら眠れるのだろう。わたしはいつもどういう気持ちで眠りについているのだろう。
すっきり8時間眠ったわたし、布団の上で頭の中を起こしてから起き上がる。夜ぱたりと眠ってしまうわたしには、朝の横になったままごろごろする時間も必要な時間。起き上がったら全力で進みたい。そのためにも目が覚めて、起き上がるまでの時間をたっぷり楽しんでおきたいと思う。
最高気温がすこし気温が下がってきた。今日も昨日と同じ35度。汗はかくけれど息のしづらさからは解放される。夏の暑さの中でわたしが一番つらいのは、呼吸がしづらくなること。そういう理由なのだろうか、サウナが苦手だ。
しっかりと深呼吸できるようになれば暑さもそんなに気にならなくなる。
今日はグループ制作の一日。我々のグループはいたって平和だ。わたしはとにかくグループ全員のことばが出てくるように話をふるよう心がける。てきぱきとしたリーダーにはなれないけれど、素直なあなたのことばを聞きたいと伝えていくことはできる。ひとりひとり、できることをやっていく。たくさんの人の中での自分の立ち回りを見ながら、自分の役割を探して試すのが楽しい。
周りのグループではやや強めのことばが飛び交ったり、残念だけれど陰口が聞こえたりしている。みんなの不安が伝わってくる。きっと満月のせいもあるだろう。
家に帰って夕飯を作る。今日はとにかくお味噌汁が食べたい。今朝あく抜きしておいたつるむらさきと大根、玉ねぎ、ザワークラウト、お揚げでお味噌汁を作る。お味噌汁を食べると心の底からほっとする。大根の入ったお味噌汁が一番好きだ。
ザワークラウトの味は今回もいまいちだった。どうしてなのだろう。あの美味しい酸味のザワークラウトが恋しい。涼しくなったら常温で、また作るんだ。
お父さんから花火の動画が送られてきた。そうか、今日は地元では花火大会なのだ。隣町の小さな花火大会。にぎやかな屋台が広がる場所からは、少し離れたところでみる花火。道路脇に車を停めてみられる花火は最高なのだ。昔は特等席の場所にある親戚の家から花火をみたりしていたっけな。今日はお父さんはお母さんと一緒に花火をみに行ったのかな。思いがけずわたしも夏を満喫した。
夕飯を食べて休憩して、今日の作業の続きをやっていく。途中でなんだかよく分からなくなって元住人に助けを求めた。画像を見せながら電話で相談する。わたしは的確なアドバイスをくれる彼にいつも助けられることになる。彼は余計なことは言わない、いつもストレートでシンプルだ。わたしは彼を信頼している。
電話を繋ぎっぱなしにしてしゃべったり、しゃべらなかったり、時々質問しあいながら作業を進めていく。こういう時間を許してくれる彼の存在がありがたい。
予定していた作業を終えることができた。彼も良くなったと言ってくれてほっとした。ほっとしたら急に眠気がやってきた。23時、いつもはもう眠っている時間だった。歯磨きを済ませ、ゴミを出したらもう眠れる。充実した一日だったな。
わたしは眠ることが何よりも大好きだ。朝目が覚めて起き上がってから、また眠るのを楽しみに一日を過ごしている。充実感と安心感の中で眠りにつかことができる日も、そうでない日もあるけれど、もう眠れると思ったらいつもほっとする。眠って忘れてまた新しく朝を迎える。そうやって自分のバランスをとりながら生きている。
あなたが安心して眠れるように、わたしも一緒に考えてみたい。
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