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速い曲、ゆっくりな曲の踊り方

ここではチャチャやウィンナーワルツやクイックなどの速い曲の踊り方は皆さんご存知のように大きい歩幅ではなく小さくなどと言われているので問題ないと思います。

それでは何を言いたのかというと、例えばワルツの曲でも遅い曲と速い曲があります。普通29BPM(Bar Per Minute)でこれは皆さんご存知のように1分間に29小節ある曲の速さです。と言うことは、1小節2秒068。均等に3拍で割ると1拍0。689の長さです。

速い曲や遅い曲でも自分の歩幅がある程度決められているのでそれに応じて踊れば良いのですが、曲によりゆっくりなのでしっかりとライズしてロアーしてなどと思う曲に対しては、もちろんそれで良いのだろうと思います。

でも上達した競技選手の場合、我々のレベルの動きよりずっと踊りが速い。私はダンス歴4~5年の時にパーティのデモで競技ダンサーの踊りを見て、凄い速さの動きと上体の動かし方に圧倒されました。でもこんなに速く踊るって音は合っているのかと疑問に思いました。素人ですね。

ここから本題です。
与えられた時間内で動くわけですから、ゆっくりした動きなら当然歩幅は小さく距離もない、ですね。一方上級の競技選手の動きは音楽がゆっくりでも彼らの動きが大きい、距離も稼げます。当然、歩幅があるので時間がかかるから速く動く。と言うことで音は外れていない、自然なのです。

普通のダンサーが50cmの歩幅なのに上級の競技選手なら100cmで踊っている。音楽の速さは同じなので100cmで動くなら50cmと比べたら速く動かなければいけない。人間は速い動きに「強さ」「美しさ」を感じるのでこういう踊りになるんですね。

社交ダンサーはもう殆どが高齢者です。パーティによりプレーヤーでCDの速度をオリジナルより遅くしているのではないかと思う曲もありますね。そういう場合は、ゆっくりと踊る必要はなく、大きく踊れば音を外さずに自分の踊りが出来ると思います。

パーティでは色々な人と踊りますので、お相手が上手なら大きく踊る。それにより足腰に負荷が掛かるので健康面でダンスをしている価値が出て来ます。ミキシングなどであまり上手でないお相手と当たった場合は、お相手に合わせ丁寧に歩幅もお相手に合わせて踊る。ダンスでもいつもいつも強度な動きだと膝に来ると思うので、緩急をつけた動きが大切と思います。

何故かと言うとダンスのフットウェアはスポーツに適した動きなのかと疑問に思います。下は板張りです。それに滑るような靴底ですが、今のスポーツは体育館でするスポーツでは、バスケットやバレーボール、バドミントンなど全てゴム底です。ダンスそのものは今ダンススポーツになっているので動きも一昔前の動きよりずっと激しい。でもダンスの性格上この靴底を外すわけには行かない。女性はハイヒール、これまたどうしてハイヒールなの?というくらいスポーツに適していない。あれで踊ってしまうのですから女性は凄いですね。

膝を大切に!


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