元社長の葬儀
2010年、1月の日記です。
先日、当社の4代前の社長が亡くなり、通夜と葬儀に出席した。会社としては、新聞への訃報の通知、生花、弔電、お香典などに加えて、葬儀社と相談し、要望通りに人を出してお手伝いした。場所は曹洞宗大本山として著名な横浜鶴見の総持寺、通夜の会葬者は400人程度、広々とした境内に不足はない。あくる日の葬儀は200人程度だっただろうか。
奥様(喪主)にお会いして、ご挨拶をすると、淡々とした様子で、丁寧にお礼を述べられる。5年ほど前から入退院を繰り返し、76歳でのご逝去だからやや早いとは思うが、心の準備は出来ていたようだ。
葬儀の数日後、奥様と息子殿が当社に挨拶に来られた。亡くなった時に残された本人のメモに、自分の葬儀は、これこれこういうふうにと、書かれていたので、家族だけの密葬というわけにはいかなかった、との事。
暫く、生前の話などをして帰られたが、いずれにしても淡々として、世間話の如くであり、数日前に夫を亡くした妻とは思えない。覚悟去れていたとはいえ、やはり女は強し、なのだろうか。
追:今私も76歳、昨今の体調を鑑みると、先が見えている気がするので、
その時に備えて、諸々を決め、手配も進めている。
勿論、自分はひっそりと家族葬として、会社関係にはお知らせしない。
(と、監視人殿も言っている。)