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将棋七冠の藤井聡太君は絶好調

 6~7月にかけて、藤井君にしては珍しく不調で心配していたが、昨今は調子を取り戻して絶好調だ。
 
 9月18日は永瀬九段の挑戦を受けている王座戦の第2局だった。中盤まで五分五分、終盤に差し掛かり永瀬九段の放った8四桂が7六の銀取で、取ればそのまま王手になる。当然藤井君は銀を6七に逃げるだろうと、誰もが思っていたが、藤井君は長考の末、銀取をそのままにして、4六香と攻めの手を指した。結果はその手が功を奏して鮮やかに寄せ切って藤井君の勝ち。これで2連勝、タイトル防衛迄あと1勝となった。
 
 続けて9月24日はJT杯の公開対局、持ち時間10分の超早指し戦だ。トーナメント戦だが、この2年間、藤井君はすべ勝ち、2連覇している。この日の相手は佐々木大地七段、中盤まで五分五分だったが、終盤に入り藤井君がリードし、あっという間に寄せ切った。
 
 これで7連勝、特にここ数局は圧倒的な強さで、この先も勝ち続けるのではないかと(私は)思う。今年度の成績も17勝5敗、勝率0.773、あと3連勝すれば勝率0.8の大台に乗る。
 
 今後の予定は、9月30日に王座戦第3局、その後竜王戦が始まり佐々木勇気八段の挑戦を受ける。順調なら11月に決着がつく。11月にはJT杯準決勝もある。全て勝つ(多分勝つ)と、この後6連勝。その時点で今年度は23勝5敗、勝率0.821・・・・の予定だ。

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