主客転倒
昨日は、いつもと逆、監視人殿(妻)のクリック行きに当方が付き添った。
普段、監視人殿は、私の通院、散歩等、常に付き添い、24時間私を監視して何かと意見する。昨今、抵抗するすべはなく、全て命令に従うのみだ。とは言え、年齢は私と同じ77歳、体調はそれなりに諸々がある。
話しは遡るが、監視人殿の母上は80前に認知症を発症し、90歳で亡くなるころには、監視人殿を含む3人の子供が誰だか分らなかったようだ。それでも老人ホームで丁寧にケアされて、最後まで穏やかではあった。昨今は、監視人殿の姉上殿も2、3年まえから認知症気味だし、兄上殿もやや怪しい。家系なのかもしれない。
今、監視人殿は特段の症状はなく、直ぐに心配することはないが、こじつけて考えると、心配する挙動がないこともない。77歳の年齢を考えれば普通とも思えるが、念の為検査を受けて、それなりの兆候があれば早期に治療を受けた方が、効果が期待できる。場合によってはレカネマブの投与も可能だろう。見栄も外聞もないのである。
善は急げと、先週、我家から徒歩5分、人形町のシニア○○クリニックに行き、専門医による簡単なテストを受けて色々説明を聞いた。それを受け、昨日は臨床心理士によるテストを受け、その足で日本橋のメディカルスキャニング○○に行き、脳のMRI検査を受けた。結果は7月2日に人形町の専門医から聞くことになっている。
MRI検査が終了し、人形町に戻った時は昼の12時半、この先どうなるかはわからないが、今はともかく楽しんでおこうと、いつものお寿司屋さんに直行する。サラリーマンの昼休み時間だからほぼ満席だったが、丁度テーブル席が空いたところで直ぐに案内される。
いつもの如くランチにぎりを注文するが、量的にやや物足りない気がして、だし巻き卵を追加した。このだしまき卵が大正解、細かいねぎを含んだアツアツの卵を口に入れると、うま味のあるだしが染み出て口に広がる。5切を当方が3切、監視人殿が2切で直ぐに完食。メインのにぎりはいつもの通り美味しい。赤酢で締められたシャリに、トロ、タイ、海老、穴子、アジ、イカ、卵など、生きのいい魚が乗ったにぎり、イクラの軍艦、鉄火巻など・・・・人生はいつもこうありたいものだと思いつつ完食した。