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将棋のNHK杯

  毎週日曜日の10時からNHKで将棋のNHK杯が放映されている。
 
 NHK杯は、将棋連盟公認の4大早指しトーナメント棋戦の一つで、長い歴史がある。対局に要する時間は1時間半、毎年1年かけてすべての対局が放映される。実際の対局は事前に収録されているが、結果は極秘にされ誰も(?)知らない。その昔、テレビが一般的でないころにはラジオで棋譜を読み上げて放送していたとか。流石にラジオ放送は知らないが、若いころから毎週、日曜の午前はNHK杯を見るのを楽しみにしている。
 
 昨日放映された対局は、伊藤匠君と稲葉陽君だ。伊藤君は藤井聡太君と同年の21歳、まさに伸び盛、各棋戦で勝ち進んでいる。先日竜王戦で藤井聡太君に挑戦した時は4連敗で花と散ったが、今後の活躍を期待されている。稲場君は現在順位戦最高のA級に在籍する一流棋士だが、今年の成績は今一だ。対局結果は伊藤君の圧勝、稲場君には気の毒な結果だったが、勝負の世界は厳しい。
 
 昨年度は藤井聡太君が初優勝した。いずれの対局とも危なげなく、兎も角強かった。ついでだが、藤井君は8タイトルを独占し、NHK杯を含む4大トーナメントで優勝、やりすぎだとは思うが真面目だからよしとする。
 
 昨今、藤井君の対局のほぼ全てがABEMAでリアルに実況中継されるようになった。プロの解説付きで分かり易く、今の我人生の重要な楽しみの一つなのだが、たま~に藤井君が負けると、2,3日落ち込んでしまう。この年にして阪神ファンの気持ちが初めてわかった・・・・気がする。

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