研ナオコのライブ
定期検査の翌日は中央区敬老大会、明治座ご招待の日だった。意外と忙しいのだ。中央区が毎年、敬老大会と称して、区内の70歳越の高齢者を歌舞伎座と明治座に交互で招待する。一昨年は明治座の演劇「酔いどれ天使」、高橋克典の演技が光っていた。昨年は歌舞伎座でそのものずばり「大歌舞伎」だったが、私の食道癌再発でキャンセルした。今年は明治座で「梅沢富美男・研ナオコ特別公演」だ。
明治座は当家の庭先、徒歩5分とかからない。10時過ぎに着くと昼食のお弁当を持たされて席に案内される。1階の一番後ろ、出入りがしやすい。席が徐々に埋まり10時半頃にはほぼ満席になる。1階の席数は1000席程度、2,3階もあるから、合計で1200席程度だろうか。6日連続で中央区が敬老大会用に全席をかりきっているそうだ。
入場してくる人は我々と同様、夫婦連れと思われる人が多い。足元のおぼつかない人が多く、杖を持つ人、歩行器に頼る人、中には車椅子の人もいる。これなら当方がキャリーバックに頼って歩くのはあまり目立たない。
10時半に中央区長が出てきて何やら喋り、さらに2人ほどが喋る。通り一遍の挨拶だが、終わるとそれなりに拍手する人が多い。流石に70歳を過ぎた昭和のオジイさんは礼儀正しい。
11時に開演、第一部は「人情芝居」、梅沢富美男、研ナオコ、その他梅沢富美男劇団の面々が人情芝居を演じるが、ふざける場面が多過ぎて些か冗長だった。12時に休息時間となり、入場時に配られたお弁当を食べる。豪華とは言い難いが、なかなか美味しいし、量が控えめで敬老大会には丁度いい。
休息後は「歌謡ステージ」、最初に研ナオコが「愚図」「糸」「ヘッドライト・テールライト」を歌う。しっとりとした独特の雰囲気があり、いいライブだ。合間に梅沢富美男とのトーク、田中あいみ他の歌を挟み、最後に研ナオコが「夏を諦めて」「かもめはかもめ」を歌って終了。
更に休息を挟み、最後は「舞踏絵巻」、梅沢富美男劇団が華やかな衣装で踊りを披露する。見た目は華やかだが、躍る方は相当きついのではないか、と余計なことを考えてしまう。
2時前に全てが終了、5分後には自宅に到着、便利この上ない。印象に残ったのは、研ナオコのライブがほぼ全て・・・・だった。
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