日本海沿いの瀬波温泉に向かう
200X年秋の日記です。
先週土日に、山形県境の瀬波温泉に行きました。
日本海沿いの温泉で、のんびり一泊しようというわけです。
新潟から白新線で新発田に行き、
羽越線に乗り換えて村上に向かいます。
新発田に着き、羽越線を待つのですが、何時までたっても来ません。
電線関係のトラブルで、回復の見込みは分らないとのこと。
ホームには、酒田行きの特急「いなほ」が停車しており、
お客が普通車よりは座り心地のよさそうな座席にまばらに座っています。
特急券は持っていないのですが、
どうせなら、あそこに座って待とうと、乗り込みました。
お客の中に中年の夫婦と思しき人がいます。
旦那の方が、これでは結婚式に遅れてしまうと、
大きな声でぶつぶつ言います。
誰々の結婚式だとか、何時から何処でとか、個人情報丸出しです。
挙句の果てにその場で礼服に着替えてしまいました。
そのうち、乗務員が社内を回り、パンと飲み物を配り始めました。
特急のお客へのサービスのようです。
礼服の人は、当然の如く乗務員に文句を言いますが、
パンと飲み物を差し出されると、
何々パン(めろんだったか、カレーだったか、)は無いのかと、聞きます。
先ほどなくなりました、こちらからお選びくださいと言われると、
しょうがないな、と言いつつ、表情を和らげて一件落着です。
諦めたのか、単にお腹がすいていただけなのか、きっと両方でしょう。
勿論、我々も受け取りました。
ビールのないのが、若干不満でしたが、
特急券はもっていませんから、文句は言えません。
やがて出発し、3時間ほど送れて村上に着きましたが、
もともと時間の余裕がたっぷりあり、気楽なもの、
社内の様子が面白く、パンと飲み物をいただき、儲けた気分。
追:瀬波温泉は日本海の浜辺沿いに温泉宿が並び、
海を眺めながらの温泉は日頃の諸々から解放された気分だった。
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