見出し画像

新日本風土記 人形町

 昨日20時からNHKBSで「新日本風土記 人形町」が放送された。何と言ってもわが街人形町だ、何が紹介されるのか、興味津々で視聴した。
 
 NHKのHPによる番組の紹介には、以下の如く記されている・・・・
「東京 日本橋人形町」
  回放送日:2024年7月8日
刃物屋、豆腐屋、人形焼き屋…粋な老舗や下町グルメが満載の人気の街の路地に一歩踏み込むと、江戸の昔から培われた技や伝統がいっぱい。心意気と情にあふれた人々の物語。
江戸中期に始まる打ち刃物の老舗の職人技、明治から続く子だくさんの豆腐屋のガンモの味、昭和の香り満載の路地裏には自転車修理の店も…。江戸城の東、湿地帯だった一帯に作られたこの町には、多くの人を引き付けてやまない技と心意気が詰まっている。江戸時代には歌舞伎や人形浄瑠璃などの芝居小屋も。空襲の被害を逃れたことで残った古い建物と、再開発による高層マンションとが共存。子どもたちのかわいい笑顔もあちこちに。
 
 紹介された内容は全てが、あの店、あの施設だ。我日常に重なり、これが全国放送されていると思うとなんとも面白い。重盛の人形焼きはなかなか美味しいし、如何にも人形町なので、人と会う時の手土産にすることが多い。薬局の清心丹では、クリニックで処方された薬を購入するが、女性社長が登場し、清心丹の由来が紹介されている。末廣神社のお祭りが紹介され、子供が神輿をかついでいる映像が出てくるが、背景をよく見ると、なんと我家のマンションだった。そう言えば、春の祭りであの神輿が当家の窓から真下に見えた。
 
 人形町はこの番組で紹介された旧い下町の風情だけではなく、名の知れた会社のオフィスビルも多く、平日の昼間は主としてサラリーマンの街だ。彼等が昼食を食べ、夜は飲み会もするから、それ目当ての店も多いが、旧い店も恩恵を受けている。
 
 住民は、昔からの地元民だけではなく、マンションに住む我々のような新地元民もそれなりに多い。当家はマンションを購入して13年になるが、住んでみると、ともかく住みやすい。日常の生活は全て徒歩5分以内で完結する。歩く人は明るく気取りがないから、何も気にせず気軽に外出できる。最寄り駅は地下鉄4路線、何処に行くにも便利この上ない。ここがわれわれの終の棲家なのだ。

いいなと思ったら応援しよう!