竜王戦の優勝賞金は4400万円!
竜王戦の優勝賞金は将棋界最高の4400万円とダントツだ。藤井聡太君は2021年にタイトルを奪取して以降3連覇しているから、竜王戦だけで1億3千万円を稼いでいる。
将棋界には現在8タイトルがあり、うち藤井君が7タイトルを保持している。参考までに、各タイトルの賞金額は・・・
竜王:4400万円
名人:2000万円
王位:1000万円
王座:800万円
棋王:600万円
叡王:300~600万円
王将:300万円
棋聖:300万円
優勝賞金以外に対局料もあるからこれだけではないのだが、ゴルフのように賞金総額は明かにされていない。
2023年の獲得賞金・対局料のベストは藤井聡太君が1億8,600万円で、ダントツの一位、二位渡辺九段4,600万円の4倍、ほとんど独り占め状態だ。かなりなお金持のはずだが、見かけは、どこにでもいそうな、ごく普通の青年。鉄道がスキだそうで、ポルシェに乗るわけでもなく、多分、免許も取っていないだろう。贅沢と言えば、将棋の研究用に100万円のパソコンを買ったくらい・・・・らしい。
今年度、はじめはやや不調で(恋でもしたのかと)心配したが、直ぐに調子を取り戻し、もっか9連勝中、王座戦は永瀬九段に3連勝で防衛し、先日は、竜王戦第一局で挑戦者の佐々木勇気八段に完勝した。
竜王戦は両者得意の角換わりでスタートした。序盤は佐々木八段の新工夫が見られたが、藤井君が押さえ込んで徐々にリード、終盤は鮮やかに即詰みに打ち取った。局後の健闘でも、佐々木八段にこれといった敗着は見当たらず、藤井君の精度の高さが目立つばかりだった。私見だが、佐々木八段が序盤に考慮時間を多量に消費する様子が、初のタイトル兆戦、それも2日制でもあって、少々力んでいる・・・・ように見えた。
無責任ながら、竜王戦はこのあと3連勝して防衛、その他の棋戦も当分勝ち続ける。最後に叡王戦の挑戦者になり、伊藤匠叡王に勝って、再び8冠に返り咲く・・・・のが希望的観測なのだ。