クリームあんみつ
昨日は2カ月毎の定期検査の日、千葉柏の国立癌研究センター東病院に遠征した。2年前に食道癌が発覚し、東病院で陽子線治療を受けて以降ずっと定期検査を受けている。昨年は2度再発しその都度治療を受けたが、今年に入り再発は無く、体調はいい。
東病院に着き、受付等の手続をすませて、最初に採血、次にCT検査。喉から骨盤迄のCT(造影剤付き)映像を撮る。食道癌の転移、新たな癌の有無を調べるのだが、幸いこの2年間異常はない。今回の結果は1週間後に内科医から聞くことになっている。
次は、昨日のメーンイベント、上部内視鏡検査だ。検査台に寝かされて鎮静剤を注射されて横向きになる。マウスピースを咥えて、内視鏡を口から入れられるが、喉元を通過する時が苦しい。毎回の事だからかなり慣れたが、それでも苦しいものは苦しい。ともかく喉元を過ぎて、食道・胃・食道・喉の順に丁寧に観察するが、今回は怪しいところはないとのことで組織採取せず、比較的短時間で終わった。食道癌治療部は再発部を含めてきれいで異常なし、つまり再発はないとのこと。よし!
内視鏡検査のあとは検査台ごと休息スペースに運ばれて、1時間ほど横になったまま休む。鎮静剤が効いて頭がハッキリせず、起き上がれる状態ではない。1時間後に看護師が様子を確認して無罪放免となり、待合室で待つ監視人殿のところまで歩くが、まだふらつくので、そのままそこで休む。
30分程経ち、さすがにもうよかろうと、受付に戻って会計を済ませる。時は丁度12時、昼食を食べるべく9階のレストランに向かう。時間が時間であり、ほぼ満席だったが、窓際の2席を確保できた。私はランチA(白身魚・チキンのフライ丼+サラダ、味噌汁、小鉢)、監視人殿はタンメンに決めて食券を買い、それをカウンタ―に提出、暫し待つと番号を呼ばれ、料理を受け取り、席に自分で運ぶ。当方は持ち歩くことが出来ないから、全て監視人殿がやってくれる。
再発がなかったのと、朝から何も食べてなかったこともあり、ランチAはなかなか、特に白身魚のフライはあっさりとサクサクして美味しい。ランチとタンメンを食べ終わると監視人殿は当然のようにクリームあんみつ注文し、運んできた。昔ながらの古典的なこれぞクリームあんみつ、東病院でのランチの最後はこれがかかせない。監視人殿は検査結果にホッとし、ルンルンの顔で食べていた。