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③ 息子達に必要な援助はおしまないが、口はださない、

 文芸春秋新年号の特集「私が大切にしている10のこと」を真似て自分を振り返ると、以下の10項目になります。

① 全ての人と横の関係
② 監視人殿(妻)には決して逆らわない、
③ 息子達に必要な援助はおしまないが、口はださない、
④ 二人で暮らせる限り人形町に住む
⑤ 驕らず、転ばず、風邪ひかず
⑥ 自分の病気のことはネットで徹底的に調べる
⑦ 毎日リハビリ運動とリハビリ散歩をかかさない、
⑧ いつも上機嫌なふりをする、
⑨ 日記を書く
⑩ 本を読み、1行コメントを書く

①、②に続いて今日は③を解説します。

③息子達に必要な援助はおしまないが、口はださない、
 
 当家の息子2人は当たり前に育ち、細かいことはあるにしても、ともかく大学に行き、卒業、就職して、喜び勇んでさっさと家出してしまった。数年後のある日、我家に女性を連れて来て、この人と結婚しますとのこと。その辺は2人とも全く同じだ。
 
 今、長男は50歳、女の子が3人、溝の口の高層マンションに住んでいる。次男は46歳、女の子1人、世田谷のマンションに住んでいる。4人の孫は全て女の子、当家代々の墓の行く末を心配しないでもないが、その時私はこの世にいない、息子達が何か考えるだろう。
 
 息子2人とも、ずっと同じ企業に勤めるごく普通のサラリーマン、その他大勢の範疇だ。会社内では色々あるはずだが、外からはうかがい知れず、真面目に淡々と勤務しているように見える(見せている)。家庭内でも妻子を大切にして穏やかに生活しているようで、我々が心配することはない・・・・ようにみえる。
 
 10年程前、2人が相前後して東京に転勤した時、マンションの購入をバックアップし、昨今は孫の教育費を援助しているが、奢ることなく贅沢せず、慎ましく生活しているようにみえる。私から見れば、まだまだなのだが、自分のその頃を振り返ると、そんなものかとも思い、文句を言うほどでもない。おまけに世間一般から見れば一人前であることは間違いなさそうだ。
 
 だから、私も監視人殿も、諸々の細かいことには一切口を出さないことにしている。孫たちにはクリスマスも正月も何もあげないから、ケチなジージ&バーバなのである。

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