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どうして平気で湯船に浸かれるのか?

ふと、湯舟に浸かるのは意外ととんでもないことのような気がした。

なぜなら、体表のシステムに大きな変化が生じることによって体内システムまで影響が及び、身体全体の生命活動にまで支障をきたすリスクがあるからだ。
しかし、実際にはそうなっていない。少なくとも、人間の日常生活においては。
微生物とかのスケールになると前述のリスクは無視できないのかもしれない。
では、どうして人間は生命の危機など考えもしないで湯舟に浸かることができるのだろうか。

理由A:身体が大きいから
思うに、人間スケールの生物であっても、厳密に言えば湯舟に浸かることが生命に関わってしまう部分があるのだと思う。
しかし、人間は身体が大きいため、体表システムの変化による影響が、身体全体に対して割合が小さいから、問題が埋没しているのではないか。

理由B:システムが独立しているから
あるいは、体表システムが身体の他システムに対してある程度高い独立性を設けられているのかもしれない。
喩えるならば、体表と体内の間に防壁があって、体表で生じた出来事が体内に伝播する際に減衰されるような感じではないか。

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