8番レフト田中
夢の話
私はどうやらロングスリーパーらしく、10時間睡眠が最も体調が良いようです。 まあそれと関係あるのかないのか、夢を良くみます。 老若男女様々な人物になり、古今東西様々な場所の夢をみます。 ほとんど常に半分明晰夢の状態です。 夢の中で私は自由に振る舞おうと思えば振る舞えるものの、根が物語好きの為、流されるように夢の中の人物になりきります。 痛みを感じる事もあったり、匂いを感じる事もあったり。 それでも明晰夢なのを利用して起きません(笑) そしてあまりにもリアル
今日は少年になるサラリーマンの夢だった。 『鳥居の朱』 夕暮れの街角。車がやっとすれ違えるような、細い、両側に民家の壁が迫る道。その真ん中に僕は立っていた。 古い家と新しい家と竹藪が混在している田舎。ここは、僕の実家のある街だ。懐かしい景色が赤く染まっている。 いつからここに立っているのかは分からない。自分が今まで何をしていたのかも。ぼんやりとただ自分の今いる場所がどこなのかを把握しようと脳が動いていた。気がする。いや、本当はなにも考えてなかったかもしれない。あま
今日は旅をする夢だった。 『荒廃の惑星』 舞台は荒廃した地球。或いは砂漠の惑星で、私は20歳前後の女性となりロボットと旅をしていた。 そのロボットと出会ったのは偶然だった。 砂に半分埋もれた奴を、誰かが遺していったリュックか何かだと思ったから掘り起こしたのに。出てきたのは訳の分からない機械の大男(?)だった。 ロボットは私を王女と呼んだ。 「私はそんないいもんじゃないよ」 「イイエ。貴女はワタクシのお仕えする王族の血筋の方デス。間違いありまセん」 それか
今日の夢は怖悲しい夢だった。 『仄暗い檻』 夢では中学1年生くらいの男の子になっていた。 入り組んだ商店街を5、6人でてくてくと歩いていた。売っているのは中国か台湾を彷彿とさせるアジアン雑貨。僕は赤い獅子舞のお面が気になったが置いて行かれそうになってあまり見れなかった。 商店街の奥へと歩いていくと一人の少女と出会った。黒々としてボリュームのある鎖骨くらいまでの髪、黒地に白いスカーフのセーラー服。裸足にローファーをそのまま履いていた。中学生か高校1年生くらいだろ
今日は不老不死のお嬢さんの娘になる夢だった。 『不滅の桜』 私の母は物心つく頃には居なくなっていて、今ではもうなんとか朧気に母を覚えている程度だった。 私もすでに子育てを終えるような年齢になり、年老いた父と親孝行として思い出の地を巡り、母との昔話を聞いていた。 気候の良い春の事だった。 年を取らない母を始めは快く迎え入れる者も、いつしか気味悪く思うのだという。迫害され続けた母は「仕方ない」が口癖になっていた。そして、困った顔で笑うのだ。 父はそんな母を助け
今日始めて味を感じる夢をみた。 『罰の味』 水上で暮らす部族を取材に来た。 アフリカ系の部族で、細長い手足に褐色の肌が自分とは違う生活をしているのだと感じさせてワクワクと胸が踊る。 木をくり抜いて作られたと思われる小舟に、村を案内してくれる若者と通訳と私の3人で乗り込む。 細長いその舟に3人も乗れるのだろうかと不安になったものの、案外しっかりとしていて、座って後は若者に委ねてしまえば安定した。 巨大な河は茶色く濁り、人の顔も映さない。 若者が漕ぐ舟に揺