見出し画像

【1】心が風邪をひいたみたい。

今日はこれから話して行くことに繋がる、少し昔の話をしようと思います。

私は5年前ほどに“双極性障害”いわゆる「躁鬱状態」と診断された過去があります。

近頃では耳にすることが多くなったのではないでしょうか。

躁鬱とは、気分が落ち込む鬱状態と活発になり物事の良し悪しが分からなくなるくらい気分がハイになる事を躁状態。
この二つの波が繰り返し起こってしまう病気です。

一見、そんな事なら誰でもあると思われがちですが
どちらも希死概念が強く、特に鬱状態の時は動きたくても動けない、感情や言葉や記憶力等も失われ頭がボーッと抜け殻のような状態になってしまいます。

反対に躁状態はとても活発になりますが、後で後悔してしまうような事も平気でしてしまいます。
ハイな時は大丈夫そうと思われがちですが、ハイだからこそ最悪の事が起きてしまう場合も少なくありません。

今でこそ珍しくないかもしれませんが、当時はコロナが酷くなる前までは精神病は大大大大偏見の世の中でした。
(特に芸能の世界では隠し通さなきゃいけなかった)

コロナ鬱という言葉が出始めてからようやく世の中が少し寛容になった気がします。

鬱病や躁鬱はかまってちゃんや怠惰ではありません、列記とした心の病なのです。
厄介なのが自然治癒しにくいという事と、1人では治りにくいという事。

もし今1人でツラい人がいたら、周りに頼って存分に甘えて下さい。
頼る事や甘える事は弱さじゃない。

もし周りに辛そうな人がいたら、無理に助けるんじゃなく、明るい言葉をかけるでなく、
ただ一緒に何をして行けるか考えてあげてください。

きつい時は正直誰の言葉も何も響きません。
「大丈夫だよ!」「すぐ治るよ!」「なんとかなるよ!」
は、逆に焦りになりうる事もあります。
本当に難しい!

でも、私が1番嬉しかったのは病気について理解してくれようとした事。
こんな自分でも受け入れてくれるという気持ちが1番嬉しかったと思います。

なぜ私がこの事を発信すると決意したのかと言うと、もっと世の中に寛容になって欲しいと5年前に診断された時から思っていました。

ですが当時は芸能活動もしており「仕事に影響が出るのでは…」と心配してくれた事務所の方の意向で隠す事に。

“精神病抱えてるやつなんてどうせ仕事でも迷惑かける”
違います。その考えの人達が多すぎるから私たちみたいな者は居場所がなくなっていくんです。

海外ではメンタル系の病気になると風邪と同じように仕事を休暇できて、それが当たり前だと聞いた事があります。

日本はどうでしょうか?出来ない人間や病気の人間に当たり強くない?

生きにくい世の中を少しでも生きやすくしてあげたい。

過去の病気についてのお話でしたm(_ _)m
次回はそんな病を抱えていた頃の心境を話していきたいと思います。


躁状態で坊主と刈り上げを止められ
ベリショに留まった私
(過去インスタから)

いいなと思ったら応援しよう!

にっしー
また元気な姿を皆さんにお届けできるように活力にさせていただきます。宜しければ応援よろしくお願いいたします🥺