一年間を振り返る(4月編)
毎年恒例の2023年を振り返っていきたいと思います。ただし、去年は3万字くらいの超大作になってほとんど読んでもらえなかったという苦い経験があるので、今回は四部作11回に分けていきたいと思う(1月を書いたらいきなり長すぎた)。年末年始で時間がある皆さんのぜひコタツのお供に読んで欲しいです。
今回の4月編は大体10分くらいで読める分量です。
4月編
DeSci Tokyoについて
クラファンの成功や周りの方々からの支援を受けているのを真横で見ていたからこその納得感のある気づきでした。色々な人から連絡が来て進んでいく濱田さんを見ていると適切な位置にいることの大切さに気づきました。それまで、東北大学や東北にいるからこそいいことがあるのではないかと思いましたが、現在では少し違う気がしています。
DeSci Tokyoは古谷さんのところでインターンしていた時とは違う気分を味わえました。PMF手前の瞬間を間近でみるような気持ちでした。特に学んだことは、ポジショニングと発信と哲学。実績以前に何を考え発信しているのかが大切だとわかりました。そして海外との積極的に交流ことの大切さを知りました。特に濱田さんや高木さん、Kiwamuさん、Nawaさんにはお世話になりました。いつもありがとうございます。
この時にふと思ったことです。
哲学を持っている
自分で考えて始めたプロジェクトがいくつかありますが、いつも心がけていることがあります。
何かを始めるときに持続可能性を持たせることはとても大切だと思います。人類社会が支え合いながら進んできたこの現実をより良くするためには一度きりの解決策よりもサステナビリティのあるもの必要だと思います。僕の言葉として好きなのは、”マスターベーション”というところです。もちろんそこまで公共で言いやすい言葉ではありませんが、個人的には大切にしている比喩です。自己中心で終わりがあるもの、そんなものを作っても仕方ないです。
例えば論文を書いてみる時にも、例えばイベントをするにも、事業を始めるにも、何か自分のエゴの中でこちらが”良い”というものに振らないといけないポイントが、理性的・社会的な判断を超えて、存在しているような気がします。そして、それ以外の点が制約条件に従って決めた上で、エゴの部分で決めなければいけない点を自分で理解して、その意思決定をしていないのは責任者としてはあんまりなのではないかと考えいます。もっと砕けた言葉で言えば、予算制約など資源制約に関係なく決められる部分に対してのこだわりとこだわり以外の可能性への配慮とそれを押し通す理由こそが責任者を責任者たらしめているのではないかと思います。
そしてその意思決定には哲学が必要です。自分なりの意思決定のための機構が必要だと思います。もちろんなくてもできることはたくさんありますが、おそらく美しさがありません。美しくないものを作り出すことに抵抗がなければいいかもしれないですが、一般的にはそんな人は多くないと思います。
そんなことを思うとこんな意見も生まれました。
上場している会社の社長などに会うと思うことですが、彼女ら彼らは非常に哲学があります。資源配分を超えた意思決定の連続に彼女ら彼らの哲学も洗練されるのだと思います。
ただそのような哲学を身につけた先の落とし穴も同時に見つけました。
GPTに驚く
ずっと自分の中で探してた文章を、gptくんが探してくれて要約くれた
ずっと探していた記事があって、それは高校の時にめちゃくちゃやっていた先生の出してくれた多読のやつだったんです。中身としては、牛の重さをみんなで予測する時、一人一人は当たっている人は少なくても、全体としてはその牛の重さと非常に近似するというものでした。これを見つけてくれた時、GPTってすごいな、って本当の意味でなった気がします。
事業とコミュニティと研究
凄〜〜〜〜く驕っているように聞こえるかもしれないですが、僕は本当にそう思っています。私が運営しているかつメンバーの一人のコミュニティ ミツバチ は非常にメンバーがみんな優秀です。でもじゃあなんでそんな優秀な人が集まる場所にできたんだろうかっていうと、それは優秀な人を集めようと思っていなかったからだと思います。ノーベル賞を出そう!と思っていないからだと思います。自分たちが欲しい場所を作ったからだと思います。研究者が欲しいのは、これなんじゃないか、っていうことです。
これは僕が尊敬する馬田さんの書いた”逆説のスタートアップ”にも書かれていたことです。本当に良いものはうまく説明できない。もちろん外れているかもしれません。でもユーザーとしての感覚と外側からの感覚が非常に違う気がしていて、もうちょっと良い形にしたら素晴らしいものになりそうな気がしています。
そんな良いものを作って、事業をしていると研究が疎かになったりします。
あるとき、すごく研究の時間が取れた時があった時こんな感じで整理することができました。
ちなみに7月になるとだんだん慣れてきた感も出ていました。成長したのかな?
以上です
っていうことで4月の振り返りが終わりました。年末年始にかけてゆっくり出していくので一日2回くらい載せる予定なのでぜひ年末年始のお供に。
最後に今度やるイベントの宣伝と自分のアカウントとかを流しておきます。
ぜひフォローとかお願いします。
あとAppendix的な4月に気になって記事です。お時間あるようであればおひとついかが?(毎月あります)
4月に良かったもの気になったもの
親って偉大よな
https://www.meti.go.jp/press/2023/04/20230418003/20230418003.html
彼が残したもの生み出したものは大きいよな、、、
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?