仏教の道へ踏み出す
前回のおらさい
前回の記事では、私が仏教に興味を持ち始めるきっかけとなった1冊を紹介した。
今日は、その後の私が、いかにして仏教の理解を深めていったのか、書いていこうと思う。
哲夫さんから学ぶ仏教
哲夫さんとは、お笑いコンビ「笑い飯」の哲夫さんだ。
M-1グランプリ2010の王者だけに、知っている人も多いだろう。
哲夫さんは、お笑い芸人のほか農家・花火師・塾経営などなど非常にマルチに活躍の場を広げられている。
その活動の一つとして、仏教にも非常に明るい方なのだ。
もともと、私も哲夫さんが仏教に明るい方だとは何となく知っていたものの、私自身に仏教に対する興味がなかったので何とも思っていなかった。
そんななか、突然ふと「仏教っておもしろそう」と思い立ったわけなので、駆け込み寺的に近づいたのが哲夫さんだったわけである。
そんな矢先にまず読んだ哲夫さんの著書がこちら↓
私事ではあるが、10月初旬にイタリアに新婚旅行に出かけた。その時の旅のお供にと購入して、機内に持ち込んだのだった。
夢中になって読んでいるうちに、往復のべ20数時間のフライトの間で、全て読み切ってしまった。
芸人さんなだけあって、非常にユーモアに溢れながらも、仏教の成り立ちから哲学的な考え方まで、幅広く勉強になる一冊であった。
なかでも、読み終えて1か月以上が経つ今でもよく覚えているのが、「世の中全部カレー」(ざっくりと、そんな感じの表現だった笑)という考え方。
意味不明だろうが、読むとよくわかる。
すべてのものは時の流れと共に移ろいゆく(=諸行無常)。つまり、人やモノ、この世に存在するすべてのものに実体はない。
つまり、世の中は、で~っかい鍋で作ったカレーのようなもので、何もかも入り混じっている。それをお玉でひと掬いすると、色々なものが混ざったカレーが掬われる。みんな同じカレー。そしてそのお玉には穴が開いていて、時間が経つとやがて全て鍋に戻り、カレーの一部になってしまう。
わかるような、わからないような・・・w
とにかく、世の中でっかい鍋で作ったカレーなのだ。自分もカレー。妻もカレー。実体なし!
と考えれば、精神的に楽になれるのだ。
今日はここまで。また明日お会いしましょう!
ニミニキ☆