見出し画像

一時帰国の土産話 Part 1. 湊のやど 汀家@焼津。

実家から東京を経由して東海道新幹線で静岡へ。乗り換えてたどり着いた焼津駅。いきなり「頭上ハト注意」の張り紙が目に飛び込んでくる。

思わず空を仰いでしまう。
ありえねー。アメリカじゃ絶対に強盗の餌食に。
でもきっと日本だからありとあらゆる事態に備えてあるはず。

湊のやど 汀家からのお迎えの方が南口の足湯で待っていた。私がアメリカから来てることを運転手の彼ですら知っている。

ちなみに、この彼。夕食のとき、キッチンからでてきたところに出くわし、
「あら?あなた、さっき私を運転してくれた人?」
「そうです〜」
「へぇ、掛け持ちなのね〜」

アメリカ人な私は、日本滞在中こういう会話をあちこちで展開。

かの能登加賀屋グループの金沢茶屋で二泊したあとの焼津。二泊の価格はほぼ同じだったから、私は興味津々だった。

畳にお布団だった金沢茶屋と違って、ベッド。
アメリカのトラベルサイトから予約したせいかも?
お部屋についてる露天風呂。
この他に予約制の貸し露天風呂もあり。
貸切風呂の利用時間は45分です、と何度も言われた。笑。
手の込んだ、というかユニークな「座布団」二種。

お布団好きな私だけれど、おそらくシモンズクラスのマットレスであろうベッドはとても心地よい。到着当日は特に予定を入れてないので、貸切の露天風呂に入りお部屋にもどってきて、夕食の時間までお庭を眺めながら椅子に座って涼む。

焼津ならでは。
まさかアルコールが無料サービスとは。
お茶と発泡酒を飲んだら、翌日もまた新しく4本追加。笑。
いやーん。静岡のお茶飲み放題。

お茶といえば。私の母方は静岡出身。母の従兄弟は浜松に住んでいて、静岡のお茶がよく送られてくる。母曰く「宇治のお茶飲んだら、すごい違和感だったのよ。やっぱりお茶は静岡茶」

だそうだ。

このあたりですでに金沢茶屋に余裕で勝ってると感じ始めたのだが、夕食で完全ノックアウトされてしまった。

カツオとマグロの食べ比べ。
お醤油二種類。カツオに一票。
ハマチと鮭のかまはよく食べるけど、マグロは初めて。
それも唐揚げ。さすが汀家名物。絶品。
こんなふうに牛ロースをmedium rareに「煮込む」って一体?
こんなふうにきのこを炊き込めたら….
ついアイスコーヒーを頼んでしまったら、
この夜はなかなか眠れず、翌日に影響するハメに。

私はフィードバックの信者なので、一皿ずつ運んでくるお給仕の人に一言ずつ感想を伝える。親しさ感が高まってくる。

で。
これだけ食べたってのに「あとでお夜食お持ちしますので」
お、お夜食?

きゃー、おいなりさん大好き。

「ごちそうさまでした〜」とにこやかに挨拶して、送り出される。

夕食中、窓際の席に座った私は、満月と一緒に美味しく頂いたのだけど、お部屋に戻ってきたら、やっぱり満月が私を待っていた。

さて。
翌日は、いよいよイシダテックのこやまさんと一日過ごすのです〜。

(続)


いいなと思ったら応援しよう!

由香璃。
ただただ好きで書いています。書いてお金をもらうようになったら、純粋に好きで書くのとは違ってくるのでしょうか。

この記事が参加している募集