好きな女性のタイプ:『ダークナイト』を面白いと思える感性(中編)
中編です。前編はこちらから。
前回記事で書いた通り、彼女とダークナイトを見ることになった。
きっかけは半年程前。彼女と とある作品について熱く語った事があった。
その名も『仮面ライダーオーズ/OOO』。
本作の魅力は以下の記事で語っているので、これを先に読んでおいてもらえると助かる。
彼女は本作の主人公、火野映司を崇拝しており、『復活のコアメダル』に対する評価も「アレを叩いているのは火野映司の本質を理解していない奴ら」と言い放つ程、独自の解釈を強く持っている。
彼女曰く、"自分の正義を貫こうとするあまり、自分自身の命を蔑ろにしてしまう系主人公"が大好物らしい。”Fate”の衛宮士郎も推しと言っていました。
そのためバットマンことブルース・ウェインの事も気に入ってくれる確信はあった。両親を悪党に殺された反動で、犯罪者の更生に固執している気狂い=バットマンだからな。彼の不殺の精神は火野映司の狂気に匹敵すると考えている。
しかし、ダークナイトを見せるのは中々ハードルが高いと考えていた。というのも彼女は、バットマンに対する知識がゼロ。しかもこれまで、ヒーロー映画自体一切通ってきていないとの事だったので、尚更取っ付き辛いだろうと不安だったのだ。
ので、まずはキャッチーなヒーロー映画で彼女の目を慣らす事にした。
まずは『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー123』。
本シリーズはいい意味でヒーロー映画っぽくなく、非常に見やすい。ギャグとシリアスの配分が絶妙で、最後までダレる事なく楽しめるのが魅力だ。
本作を見せた結果だが………彼女のリアクションを見るに大絶賛だった。特にネビュラとガモーラの姉妹関係に心打たれていたね。あの人、確執のある2人のすれ違いが性癖だから。
「インフィニティウォーとエンドゲーム飛ばして3の話理解できるのか?」だって?
いやインフィニティウォーとエンドゲームも見せましたよ?もうガーディアンズパート以外ポカーンでした。ただあの映画、アクションが神がかってるのでね。最後まで楽しんでくれてました。中でも、ワンダとビジョンの関係について興味が湧いた様子(………よりによってドラマが微妙なそいつらかよ!)。いずれアイアンマンからボチボチ布教していくんで許して。
次に『ザ・スーサイド・スクワッド』。同じジェームズ・ガン繋がりでね。ガーディアンズよりも悪趣味描写多めなので、これでエグみにもある程度耐性が付くと思って。
こちらも絶賛気味。ディズニーから開放されたガンの恐ろしさを身を以て味わってくれました。動物好き(特にハムスター)故、ラットキャッチャー2のネズミが殺されるんじゃないかとビクビクしていたのが可愛かったです。
あとは『アンブレイカブル』や『スーパー!』といった(ジェームズ・ガン好きすぎだろ私)変わり種を一旦挟みつつ、ついにダークナイト鑑賞へ………!
あ、忘れてた。『ビギンズ』の話しなきゃ。
あーまた前置き長くなっちまったー!次の記事でこそ終わらせるんで!
──続く