記事に「#ネタバレ」タグがついています
記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。
見出し画像

観客を無理矢理スネークに仕立て上げる。そんな映画【箱男 感想】


……………久しぶりに訳わかんない映画見たな。前置きするものも無いので、取り敢えずレビュー読んでってください。



原作は未読です。メタルギアソリッド繋がりで情報をキャッチし、その奇妙なビジュアルに惹かれて劇場に向かいました。前知識はホームページのあらすじとポスターくらい。どんな内容なのかイマイチ掴めず、フワフワした状態で鑑賞。


その感想としては………………。


































????????????????????






















え、何書けば良いんですかこれ?




 





まぁ………序盤はワクワクした。


壮大な音楽をバックに人混みの中を駆け、アクロバティックに刺客からの攻撃を躱す箱男を見た時の「何かすごいの始まったぞ」感ね。あの時点ではカルト映画としてぶっ刺さる可能性を秘めていたと思う。




ただ軍医の特殊性癖お披露目会が始まってから全くついて行けなかった。とにかくストーリーが意味不明すぎて。えーと………佐藤浩市は箱男になりたいんだけど、身バレを防ぐために自身の死を偽装したかったってコト?それを浅野忠信が手伝うんだけど、ホントは佐藤浩市を箱男にした上で殺すのが目的だったってコト?そのアリバイを緻密に練るために箱男について色々調べるんだけど、箱の魅力に取り憑かれてホンモノの箱男になっちゃったってコト?








………え?合ってるこれ?誰か助けて。






そもそも箱男がどういう存在なのかが全く説明されないまま話が進むモンだから、軍医とニセ医者の行動原理が全く理解できない。「ホンモノの箱男になるには〜」とか話してたけど、こちとらホンモノの定義自体ピンと来てないのよ。あんたらがニセモノかすらもよく分からんのだって。


挙句最後は、観客が箱の中に閉じ込められ「お前達が箱男だ」と言われて、完。



























????????????????????











あー……私が箱男だったんすか。


ビッグボス≠ヴェノムスネーク=プレイヤーって感じすか(超絶ネタバレ)。ならこの映画、やっぱりメタルギアソリッドじゃん。何か幻肢痛してきので、ちょっくらカインズかコーナン寄ってダンボール貰ってきます。









………難解すぎてレビューが脱線してきたな。一旦本編に話を戻そう。







改めて、本作のテーマが何だったのか、考察していきたい。




まず作中における"箱"とは、ツイッターの匿名アカウントのメタファーだと解釈している。


そして箱男はSNSに取り憑かれた人間の末路。


主人公の永瀬正敏は、エチエチ女のポストにいいねし続けてるキモおじさん。


日記に書いてある内容は、そんなキモおじさんの痛い自分語りポスト。


佐藤浩市は、今更SNS始めたい老人。


浅野忠信は、老人のアカウント開設をサポートするきっかけで自分もツイッターを始めるものの、思いの外当人よりドハマリしてしまった。


終盤、永瀬正敏はツイッターをアンインストールして、SNSをやめようとするも、自己顕示欲が抑えられなくてまたポストを続けてしまう。


そしてラスト、我々観客という名の箱男達に見られていることに気づき、物語は終了。





上記を踏まえた本作のメッセージはこうだ。


「お前ら、ネットで好き勝手発言してるよな?匿名だからって何言ってもノーダメだと思ってんだろ?ちげえよ。みーんなに見られてるんだよ。お互いに晒し合ってるし晒され合ってるんだよ。いい加減気づけ!」




















…………………………………どうすか?

いい線行ってますか?











総評「結局箱男って何?」です。便宜上仕方なくスコア3.0にしたけど、実質ノーコンテストです。ただただ意味が分からない映画でした。まぁ足の生えたダンボールがチョコチョコ動くシュールな絵面のおかげか、最後まで退屈はしなかったかな。怖い物見たさで劇場に行くのはアリかもです。………というか見に行ってください。そして私のように、箱の中で露頭に迷うがいい。






余談。このモヤモヤを晴らすべく、パンフレットを買ってきました。このレビューを投稿した後、答え合わせをしてきます。上の考察があまりにも的外れだったらハズいな。特段何か語ることがあれば、上のレビューはそのままで追記するかもです。



追記。パンフレットを読んだが、一つスッキリした事がある。

どうやら箱男になるには、普通の人間だった頃の痕跡なりアイデンティティ=存在証明を捨てないといけないらしい。主人公は日記を書き続けるという形で存在証明を残していた。だからニセモノなんだと。

上記解説のおかげで、佐藤浩市が自分を死んだことにしたかった理由もわかったし、日記を捨てた浅野忠信は間違いなくホンモノだと答え合わせができました。

あと箱=SNSという解釈はあながち間違ってなさそう。原作が50年前ということで、当時作者が意図していたメタファーが何だったのかは気になるところだが、ひとまず胸の中のモヤモヤが晴れました。








いやそんなことないな。やっぱ意味わかんねーよこの映画。



ちなみにパンフの表紙はこんな感じです。

表紙の質感がザラザラしていたり、右下が破れていたりと、ダンボール感が出てて良い!上部永瀬正敏の目線部分もしっかり穴空いてます。本作を鑑賞した方は是非お買い求めください。

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集