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70分だったから耐えられた節はある【PUI PUI モルカー ザ・ムービー MOLMAX 感想】




モルカーにわかです。



まずTVシリーズに対する私の評価から。


勿論全話視聴済みだが……まぁそこそこ面白かった。ぐらいの感想。


前半の風刺的な側面には惹かれたものの、後半から映画パロやモルカーの可愛さ重視になっていくので、そこまでハマらなかったかな。


まぁモルカーのビジュアルや仕草は非常にキュートなので、顔ファン程度にはなったと自負している。




今作も、ストーリーにはそこまで期待をせず、モルカーの可愛さだけを求めて劇場へ向かった。






結果………丁度期待値通りでした。



今作のストーリーは、CV大塚明夫のドライバーがかつて生き別れた相棒のドッジを探しに行くというもの。それに並行して、AIモルカーなる謎の新タイプが登場し、モルシティに大きな変化をもたらしていく……。



まず前半のうんち捜索パートだか、ぶっちゃけモルカーを愛でるだけの時間だ。古代遺跡、月、竜宮城と、各地で観光気分のモルカーのワチャワチャを楽しめる。一方ドッジの手がかりとしては、どこも見当違いだったというオチで、ストーリー上あまり必要性がないので、途中から頭を使うことを放棄させてくる。正直中身が無いに等しかった。




話が動くのは後半。AIモルカーの正体が、実は旧モルカーにガワを被せていただけだと判明する。しかも余ったモルカー達は地下で強制労働させられているという……。


この一連の流れは、TVシリーズ初期で強調されていた人間の愚かさを見事に表していて良かったね。


新型モルカー(?)エンジェルの暴走も、まんまスカイネットだが王道で良い。TVシリーズでの人間の愚行をそのまま流した事で、滅ぶべき対象として設定されても仕方ないと思える説得力はあった。


………まぁ最後は「でも人間って優しいよね!」と、無難な共存エンドに落ち着く訳だが、モルカーにそこまでのメッセージ性は求めてないので良し。あと寿司モルカー達が炙りになっちゃう件好き。



改めて振り返ると、全体通してTVシリーズへのリスペクトが多かったのが良かったね。先ほど触れた風刺要素もそうだが、インディ回、BTTC回、ゾンビ回など、TVシリーズの要素を想起させるシーンが多く、ファン大喜びの要素てんこ盛りなのが好印象。エンディングもモルモットの大合唱で締めるという徹底っぷりで、非常に満足感が高かったです。



総括「モルカー好きのための1本」です。映画としてはそこそこなものの、TVシリーズで愛着を持ったファンには問答無用で勧められる1本かと。2作目も既に控えているらしいので、のんびりと公開を待とうと思います。




余談。誰か、入場特典のシロモ譲るので、シークレットのサーモンくれませんか?

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