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今日は寒天の日

登場モノ

干椎茸蓑文句先生:干椎茸の妖精、漢方医

その他も妖精

干椎茸蓑文句先生は同業者の杏仁先生が大嫌い。

杏仁先生は色白でプルプルして人気者。

先生は貧しいモノたちを無料で診察していた。

先生は笑顔で「医は仁術」と言ってモノたちから愛された。

この当時から干椎茸蓑文句先生は

「ケッ!!こっちとら伊達や酔狂で

仕事してません。オマンマ食うためです、杏仁先生は夜にホスト勤めでも

してんのかねぇ、それとも霞でも食べて生きているのかねぇ」と悪口を吹聴していた。

文句先生が何と言っても患者たちは先生に無料で診察してもらうなんて、

申し訳ないと言った。

そこで杏仁先生は

私は杏子の花が大好きだから、杏子の苗木でも持ってきてくださいと言った。

そうして2~3年もすると先生の家の裏山は杏子の木だらけになった。

暖かくなり始めると杏子の花が咲き、先生の家の裏山は杏子の里として観光客が

押し寄せるようになった。

このころから杏仁先生はコロンを付け、白衣の襟を立てて、ブランド物のバッグなどを持ち始めた。

文句先生は羨ましくってならなかったが、感情論に流されず、観点を変えてみた。

すると杏仁先生は初めはつらくっともこうして患者を確実に獲得し、

自宅裏さえも金の生る木に変えていることに気が付いた。

文句先生は自分も軌道修正を図ってみたものの上手くいかず、一方

杏仁先生は苦い薬なんて、ナンセンスとばかりに寒天と手を組み、

杏仁豆腐も開発した。

これはまた、万病に効くとモノたちは騒いで杏仁先生の名は杏林

として不動のものとなった。

そんなの食べたら糖尿、動脈硬化になっちゃうぞ、杏仁どすぇ、杏仁どすぇと文句先生は患者を脅し、

ますます嫌われモノになってしまった。文句先生は杏仁先生が嫌いだし恨んでもいる。

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ポリポリ
大変貧乏しております。よろしかったらいくらか下さい。新しい物語の主人公を購入します。最後まで美味しく頂きます!!