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今日はホワイトデー

登場モノ

灰かぶり姫:マシュマロの妖精

刷毛魔女:刷毛の妖精

その他妖精

灰かぶり姫はコンロの近くで焼き芋家族と暮らしていましたが、全身鼠色をしていたので、誰からも相手にされませんでした。
彼女は一人、コンロのすみっこで、言いつけられた仕事を黙々とこなすだけの毎日でした。

これを見ていたおしゃべり火の粉は台所の流し下に住んでいる刷毛魔女に灰かぶり姫の話をしました。刷毛魔女は姫に興味を持って、様子を見に行きました。

刷毛魔女はすぐさま彼女の本当の姿に気が付き、自分の持っている刷毛で彼女のすすを払いました。すると灰の中から、真っ白でプヨプヨで、とろけそうな良い匂いのする姫が現れました。魔女は姫に鏡を渡しその姿を見せました。

姫はそれまで、鼠色で汚いと思っていた自分の姿が、たいそう美しかったので驚き、それから喜びました。

刷毛魔女は続けて、
今夜、お城でパーティーがあるから、行きなさい。けれども時間との勝負ですよ。早くしないとお前の美貌どころか、命さえも失うことになるから、あれこれ迷わず、ピンときた男性と結婚するのです。と言いました。

姫はこれまで、パーティーにも行った事がなかったので、魔女の言う事をはいはいと聞きました。刷毛魔女は火の粉にお供をさせて、姫はお菓子のお城のパーティーへと向かいました。
そこには甘い香りを漂わせた多くのモノたちが集まっていましたが、姫の白さととろける仕草をしたものは他にいませんでした。

姫はアイスさんやクッキーさんと色々なモノから声をかけられましたが、とろけそうな自分を守ってくれるのはチョコパイさんだけだと思い、勇気を出して声をかけました。チョコパイさんは自分には柔らかさが足りないなと思っていたので、喜んで、この申し出を受けました。

こうして二人はお互いの良いところを引き出しつつ末永く幸せに暮らしました。


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ポリポリ
大変貧乏しております。よろしかったらいくらか下さい。新しい物語の主人公を購入します。最後まで美味しく頂きます!!