今日はホットケーキの日
登場モノ
烏丸:カラスの妖精、夏目家の執事
クリクリ記者:蜂の妖精、自称記者
ご存じ地下茎マンション、夏目家のリビング。おこたで背を丸めている烏丸とクリクリ記者。
クリクリ:烏丸さん、新年早々、やらかしてくれましたね。警察のお世話なんて。
烏丸:どうしたもんだかねぇ、ケイ子ちゃんを見たら、ムラムラっとして、衝動が抑えられなかったんだ。そんなこと、犯罪者のただの言い訳って思っていたけれど実際体験するとあるんだな~そういうこと。また一つ、大人の階段上っちゃった感じだよ。
クリクリ:大人じゃなくって、ボケの階段でしょ。店頭でケイ子ちゃんを鷲掴みして食らいつくなんて、狂暴ですよ。あ~、怖い、怖い。
烏丸:って、君さ、ケイ子って一言で言ってもアバウトだろ。色々いるんだろ?儂の好きなケイ子ちゃんは赤い帽子のケイ子ちゃん。
クリクリ:僕はシンプルにホットケイ子ちゃんが好きだな。
烏丸:ふ~ん、どこがいいんだね。
クリクリ:ホットケイ子ちゃんはですね、隙が多いんですよ。烏丸さんのお好きな赤いお帽子の赤ケイ子ちゃんはどっからでもかかってらっしゃい!!って、上から目線なんですけど、ホットケイ子ちゃんは素朴で私なんて、何もありません、こんな粗末な私で御免なさいって。
あ~、カワイイ。
烏丸:女ってさ、やっぱ白い肌の清潔感とゴージャス感が欲しくない?
クリクリ:その手の女は毎日では飽きませんか?胃もたれしそうだな。その点、ホットケイ子ちゃんなら毎朝でもおいしく頂けますよ僕は。それに、蜜をかけてください、蜜をかけて下さい、なんて小声で甘えてくるし。
烏丸:へ~、蜜ね、蜜をかけて下さいって、なんかイイね。
クリクリ:蜜がこぼれそう、って恥ずかしそうに言うんです。ハラハラしちゃいますよ。ごめんね、あなたの指に垂れちゃったって、おちょこちょいなんだから。もう、何て言いながら、ベロベロしちゃいます。
烏丸:ものすご~く、イイね。ホットケイ子ちゃんはホットケーキだけにほっとけないね。
クリクリ:それに、景気だって、ホットケーキになるかもしれませんよ。
烏丸:ケイ子はホットで決まりかな?
今日の一句
蜜たれてバターがとける美味しさよ
クリクリ記者