今日はサンゴの日
登場モノ
クリクリ記者:蜂の妖精、記者
三五郎:サンゴ妖精
皆さんこんばんわ!!わたくし、クリクリ記者が今宵お届けするのは捨てられた男のお話です。これを聞いてですね、エヘッ、他人の不幸をお楽しみください。
あの、僕、また連投じゃないですか…また、どっか、旅に出たくなるかもしれないな~バイト代、アップの方向でお願いしますぅ。
あっ、皆様には関係ありませんでした。ごめんなさい。
クリクリ記者:こんばんわ、三五郎さん、あれ、死んでるの?白骨化してませんか?
やっぱ、藻子(もこ)さんに逃げられちゃったからですか?
噂では紐だったって、聞いてますがあの噂は本当だったんですね。
えっ、私が紐だったのか?ですって。冗談じゃありませんよ。私は自分で、この職種、触手で、ちゃんと食べてました。私のことを草食系なんて言う人もいますけど、私、こう見えても肉食ですから。
クリクリ記者:ふ~ん、つまんないの。じゃ、どうして藻子さんは逃げちゃったんですか?
三五郎;どうしてなんでしょうね。ここんところ、やけに暑い日が続いたでしょ。私が気が付いてやれば良かったんですが、なんだかね、あいつ、それまでは茶色い服しか着ていなかったのに、急に赤だ、ピンクだを着だしまして、いつもより、奇麗に見えたんですけど、それがサインだったみたいで。
クリクリ記者:気が付いたら逃げられたと?
三五郎:人聞き悪いな、逃げられた、逃げられたって、まぁ、そうだけれどもね、私に責任はないんですよ。原因も私じゃない。暑さにやられたとしか言いようがないんです。出産も月のモノに操られていたし、サンゴの産後の肥立も良くないって、愚痴ってたし。
クリクリ記者:じゃ、それはそれで、仕方ないにしても、藻子さんがいなくなってしまって、飯が食べられなくなっちゃった?それって、やっぱ、紐?
三五郎:いちいち、癇に障るんですけど、そりゃあね、彼女は昼間に仕事をしていましたよ。それで家計が助かっていたのも事実だけれどさ、男ってねぇ、繊細で弱い生き物なんです。
最愛の妻を失い、白骨化するまで食事も喉を通らないの!!
クリクリ記者:なんですか、最近、また暑さが一段落して、新しい彼女でも欲しい感じじゃないですか?
三五郎:エッ!!誰か知ってる?いい子知ってる?紹介してよ~。
クリクリ記者:はい、やっぱり三五郎さんは藻子さんの紐で、逃げられたら餓死してしまう男であることが分かりました~。
どうもありがとうございました。
三五郎:いち、にい、サンゴ、にい、にい、サンゴ、お嫁、お嫁、お嫁サンゴ~♬
参考文献
サンゴについて
http://www.amsl.or.jp/index.html
お嫁サンバ