「自炊」にかわるもの
今の時代、スーパーで作りたてのお惣菜も買えるし、ネットで食料品も買える。時間や場所に限られない、本当に便利な時代だ。これだけ充実していれば、家にコンロがなくとも冷蔵庫と電子レンジさえあれば、自炊はしなくても生きていける。
それでもほとんどの人が自炊をしているのは何か理由があり、それは「自炊にかわるものがない」からだと考えている。出費を抑えるためや健康的な食生活のために自炊をしている人が多いが、現代ではこれらの理由も薄れつつあると思う。
例えば、今は何をつくろうか考えたり買い物をする労力を含めると、買ったほうが安い商品やサービスがたくさんある。また、仕事でくたくたになるまで働いた後に料理をするのは、料理好きでない限り心身ともに負担が大きくその方が健康的でない。共働きで子供もいたらなおさら余裕がない。
自炊の利点として、食材や調理方法を自由に選べる点や家族との時間を楽しむ点が挙げられる。しかし、これらの利点を上回る不便さが生じているのが今の現実で、自炊の手間や負担を軽減する新しいサービスが必要だと感じている。
そこで、我々のサービス「smallkitchens」は、自炊に代わる新しい食体験を提案する。smallkitchensでは、毎日変わるメニューから必要な分だけ選び、管理栄養士監修のもと栄養バランスを考えた健康的な食事を冷蔵の状態でデリバリー形式で提供する。お子様が食べやすいように料理に手を加えたキッズメニュー対応も可能だ。調理段階での添加物は無使用のお夕飯が必要な日だけ必要な量を家に届けられる体験は、既存の自炊体験を置き換えるという目標にもとづいているため、自炊に不便さを感じている方にはかなり便利のサービスになっている。料金がお手頃なのもポイントだ。
まだまだサービスとしては荒削りの部分はあるが、実際体験していただければほとんどのお客様に継続して利用していただいており、今後日常に浸透するサービスだと確信しているし、その必要がある。
そもそも100年前と比べたら食環境は大きく変わっており、食文化は進化する。自炊が家庭生活に提供していた価値は、自炊が困難になりつつある時代の流れの中、新しい方法で提供する必要がある。現代の技術を使えば、それが間違いなく可能だ。
今の時代にあった自炊に代わるものを、smallkitchensで提供したい。これにより、個人がもっと豊かで健康的な生活を送ることができると信じている。