【防災】母乳を飲ませている赤ちゃんの落とし穴
防災イベントに
スタッフとして参加した時のこと
赤ちゃん連れで来場された方に
備蓄用の粉ミルクを無料で配布していた
「うちは母乳ですから」
そう言って
無料の粉ミルクを断る
お母さんが多かった
母乳なら災害が起きても心配いらない
自分自身もそう思った
イベントが終わり
ほっとした時
「母乳だからこそ
備蓄用の粉ミルクが必要ではないか?」
そんな思いが
ふと頭の中をよぎった
災害時
何が起こるのか分からない
想定外のことが
起きても不思議ではない
「母乳ですから」と
粉ミルクを断ったお母さん
それはお母さん自身が
被害に遭わない
災害に巻き込まれないことが
大前提
災害で
大きな怪我をしたり
命を落としてしまう人もいる
お母さんだけは
災害に巻き込まれない
そんな保証など何処にもない
運良くお母さんが無事だったとしても
家族や身内が
災害に巻き込まれれば
赤ちゃんを誰かに
預けなければいけない
そんなことが起こることだって
考えられる
災害と言うストレスで
母乳が出なくなることだってある
「お母さんがいない」
「母乳がない」
災害と言う「非日常」の中
飲んだことがない
粉ミルクを与えられる赤ちゃん
ごくごくいつものように
美味しく飲めるのだろうか
オトナでも
災害と言うストレスで
食欲が落ちる人が少なからずいるだろう
何が起きているのか
到底理解など出来ない赤ちゃん
漠然と感じる
「異常事態」の中
飲んだこともない
粉ミルクを
いつものように飲むことが
果たして出来るのだろうか
日本全国で
様々な災害が起きている
今この瞬間に
何らかの災害が起きた時
それを「想定外」と
思う人は何人いるのだろうか
赤ちゃんが元気
お母さんも元気
二人とも元気なら
今すぐにでも
粉ミルクを飲ませる練習をして欲しい
そして
粉ミルクを備蓄して欲しい
災害時は
粉ミルクの銘柄など選べないだろう
色んな粉ミルクを飲めるようになれば
想定出来る不安を
減らすことが出来る
「粉ミルク」
飲ませるつもりがないから
ストックするのは
無駄で勿体無い
そう思う人もいるだろう
余った「粉ミルク」を
料理に使うレシピもある
粉ミルクを
飲ませているママ友に
どの銘柄を飲ませているのか
賞味期限の何ヶ月前までなら
もらって貰えるか
事前に相談してから
用意すると言う手もある
飲ませていない
「粉ミルク」を無駄なものと思わず
想像出来ることは起こることと思い
明日にでも
備蓄用の「粉ミルク」を用意して欲しい
大切な大切な
小さな命のために