原因探し
訳あって炎上案件の火消しの話。②
「何故このプロジェクトはこうなったんだと思う?」
と色々な人に聞かれる。
「そうですねぇ…」
とお茶を濁す。
戦犯は 質問者の立場と関与度によって違う。
でも、どの立場の質問者から見てみても「戦犯がいる」という恐ろしい状況である。
プロジェクトの全てのプロセスに、大なり小なりの問題点を抱えていた。
スタートから問題点があった。
全ての立場、全てのプロセスで問題点があったことになる。
となると答えはお茶を濁すしかない。
恐らく、キーワードは
「油断」
導入スケジュール
開発仕様
開発体制/バックアップの体制
プロジェクトマネジメント・開発の実力
クライアントの要求水準
自社の実行力
業務理解・運用理解
全てに油断があったのだと思う。
炎上案件は突発的な放火のような発生の仕方をしない。
積み木の黒い点が火種を持った焦げであることをみないふりをして、あるいは「たぶん大丈夫でしょ」と思いながら積み上げた時。
熾火が息を吹き返すように炎上する。
回りを巻き込んで。
回避策はある。
「小さな違和感」を無視しない
小さな違和感を全員が少しづつ少しづつ飲み込んだ結果が今だ。
ああ、そうか。
小さな違和感を伝えられる状況をプロジェクト全体が作り出すことができていたか
という事か…
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