Fukushima50
映画『Fukushima50』を観てきた。東日本大震災での福島第一原発の様子を描いたノンフィクション映画である。
震災が起きる瞬間からスタートする映画。最初から最後まで涙が止まらなかった。
非常事態の中奮闘する福島第一原発の吉田所長を初めとする原発の職員達の決死の対応もだが、あの9年前の震災が起きた日のこと、しばらくしてから行った宮城や福島の風景…当時のことがフラッシュバックした。
あの時新宿近くの雑居ビルで地震にあい、このままここで潰れて死ぬのかなぁって感じた。揺れが収まりビルの外に出てその辺にいた知らない人達とワンセグで津波の映像を見ても、これが今起きている現実とはすぐに受け入れられなかった。
その後のスーパーの品不足やガソリンスタンドの長蛇の列、計画停電…普通の日常が戻るまでには時間が掛かった。
でも東北ではまだ全てが復興している訳では無いんだよね。昨年の台風被害もあったし。
それなのに今の新型コロナウィルス騒ぎでのトイレットペーパー買い占めとかとても嘆かわしい。今までの歴史の中で何を学んできたのだろうか。
映画を観ての感想に戻るが自分自身のことについて考えさせられた。(コロナ問題はあるが)この不自由の無い時代に生きて、人に恥じないような生き方が出来ているのだろうか。どこかに甘えがあるんじゃないか?そんな風に感じた。
東日本大震災も被害が少なく済んだ身であるわけだからもっともっと日々を頑張って生きないとって感じたのである。