探し物をなくすために大事なこと
「あれどこいった?」の原因
基本的に(電動で動くモノでない限り)モノは最後に置いた場所にあります。
と、いうことは
最後に置く場所を決めておけば、次に使うときに探す必要はない
ということなんですよね。
だから「使った後は元の場所に戻す」ことが大事だし
使った後に元の場所に戻すためには「決まった置き場所」が必要になります。
そしてこれを定位置管理といいます(←ちょっとプロっぽく言ってみた)
よく探し物をする方は、モノの置き場所が決まっていないことが多いです。
そしてよく使うモノほど「またすぐに使うから」とその辺に置いて「あれどこいった?」という状態になりがちです。
そうならないためにも、よく使うモノほど決まった置き場所を決めましょう。
↓夫も「定位置管理の虜」です(笑)
我が家に緊張が走った夜
何日か前の話です。
夜、長男が「学校用のリュックがない!」と慌てておりました。
その日は雨でレインコートを着て自転車で帰ってきたのですが、玄関でレインコートを脱ぐのに一生懸命でリュックをどこに置いたか記憶にないと言うのです。
自転車のカゴの中に忘れているわけでもなく、家中どこを探しても見つかりません。
「自転車置き場に置き忘れたんじゃない?」と聞くと
「(カバンに入れていたスマホがあるから)それはない」とのこと。
でも家の中にはないんですよね。
「ちょっと家に帰ってからの行動を思い出してみよう」
と、玄関から入って手を洗って…と、ひとつずつ思い出していく長男。
…からの約10分後。
見つかりました!!
どこにあったと思います?
自転車のカゴの中?…違います
玄関に放置?…違います
自転車置き場に忘れていた?…それも違います
正解は
長男の部屋のカーテンの後ろの、出窓の枠のところ
(夜なのでカーテンを閉めていて誰も気付かなかったのです)
腰が抜けそうになる私とあきれる夫。
そしてお腹を抱えて笑う次男。無邪気だなオイ。
見つかってよかったですが、二度としたくない経験でした。
モノを探す時間と見つからなかった原因
私はモノを探す時間が一番無駄な時間だと思っています。
なぜなら「使った後、元の場所に戻せば次に使うときに探すことはない」から。
(なので結婚したばかりのとき、夫が毎朝カギ、携帯、財布を探しているのが理解できませんでした。)
今回の長男のリュックが見つからなかったのも、いつもの置き場所に置かずに出窓のところに置いたのが原因です。
そしてなぜいつもの置き場所に置かなかったのかというと、そこに別のモノが置いてあってリュックが置けなかったのが原因でした。
こうして原因を紐解いていくと「モノが決まった場所に戻っていない」ことが重なって起きたことなんですよね。
リュックが見つかった後、私が「ちゃんと片付けような」と言うと、素直に「そうじゃな」と言っていたので本人も分かっているのでしょう。
それ以上のお説教は無用だと思い、それぞれの時間に戻りました。
モノにも住所が必要
私たちが帰る家が決まっているように、モノにも「戻る場所」が必要です。
(最近は決まった住まいを持たないライフスタイルの方もいますが、今はそこの議論は置いておきます)
・後で読んだら捨てる手紙
・毎日履く靴
・明日も着る上着
・次の食事でも使う食器
など、「すぐに使う(または捨てる)からいいか」と思うモノでも決まった置き場所は必要です。
むしろそういうモノほど、置き場所を作ってください。
なぜなら「まぁいいか」の積み重ねが家の散らかりへと繋がっていくからです。
全てのモノに置き場所を決めることができれば、後は「使ったら元の場所に戻す」だけなのでとても楽ちんです。
そうそう、最後の仕上げである「ラベル」もお忘れなく。
※ラベルとは
収納の中に何が入っているか分かるように、入っているモノの内容を書いたシールやカードなどのこと。
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