もらって困るモノ、だけど断りにくいモノ
あなたがもらって困るモノはありますか?
日々の暮らしの中で、人から何かもらったりすることってありますよね。
プレゼントやお土産だったり、相手から「使わなくなったからどうぞ」と譲り受けたりすることもあるかもしれません。
その全部が自分にとって嬉しいものであればいいのですが、時には「えっ…ちょっとこれは…」思ってしまうモノもあったりして。
そんなとき、相手は善意からの行為だと思えば思うほど、断りにくくなりますよね。
例えば子供服のおさがり。
6月8日の記事を見てくださった方からも、困った事例として「子供服のおさがり」がでてきました。
「子供服なんて何枚あってもいいですからね。」
なんて思って喜べるうちはいいのですが…実は我が家も困った時期がありました。
子育て中に助かるモノ
子供の成長は早く、服も靴もあっという間に小さくなってしまいます。
そんなときに助かるのが「おさがり」です。
我が家の長男は小さかった頃、ちょこまかと動き回っては服を汚したり破いたりしていましたのでね。
友人知人からいただく子供服のおさがりにはずい分助けられました。
最初の頃は「おさがりをいただけるだけでも感謝だわ」と、思っていたんですけどね。
段々と量が増えて、収納にも入りきらないし本人が着る前にサイズアウトしてしまうことが増えてきたんですね。
そこで子供服のおさがりを全部受け取るのではなく「我が子が着られないかもしれないから他の方に差し上げて」と言うようにしていました。
でも、ある方の一言に「あれ?」と思ったことがあったのです。
私が疑問に思ったやりとり
先ほども書いたように、長男が小さかった頃はいろんな方からおさがりの服をいただいていました。
最初はありがたいと思っていたのですが、段々量が増え「全部着る前にサイズアウトするんじゃないか?」と思うようになってきました。
そこで「せっかくいただいても着せられないかもしれないから、他の方に差し上げてほしい」と伝えたところ
「もうあげられる相手がいないんよ。
でも自分じゃ捨てられないけん。
誰かが着てくれると思ったら手放せるんじゃ。」
「着んのじゃったら捨ててくれていいから。」
という返事が返ってきたんですね。
これってどう思いますか?
私は「あれ?」と思いました。
もしかして、自分が捨てられないから代わりに捨ててくれる人を探していたんじゃないか?と。
そう、思ってしまったのです。
おさがりを受け取るときに気をつけること
この一件以来、私はおさがりを受け取るときは「今ある数にプラスしても大丈夫かどうか」ということを考えるようになりました。
おさがりの理由が「捨てられないから」ということであれば、無理に受け取ることはないと思ったからです。
もちろん、全ての方が「捨てられないから」という理由でおさがりを渡しているとは思っていません。
「そういう方もいる」ということが分かったというだけのことです。
そして受け取るときには相手の方に
・もし子供が着なかった場合、処分してもいいかどうか
・我が子がサイズアウトしたときに返した方がいいかどうか
(フォーマルスーツなどの場合は特に気をつけています)
ということを確認しています。
もしサイズアウトしたときに返さなくちゃいけない場合は、汚さないように気をつけないといけませんのでね。
(ちなみに私はそれを言われると受け取らないようにしています。なぜなら絶対汚すし破くと思っていたので。)
子供服のおさがりはとっても助かります。
でも「捨てられない子供服の処分場」として利用される可能性もあるのも事実です。
こんなことを書くと「なんて罰当たりな!」と気分を害する方がいらっしゃるかもしれません。
でも、「もらって困った」という方がいるということは、そこに「断りづらい何か」があったということですよね。
(今後のお付き合いに影響するかもと思って断れなかったとかね)
子供服のおさがりはとてもありがたいものです。
でも、それは「子供が着ることができれば」というのが大前提の話。
量が多すぎて着ないままにサイズアウトするのであれば、最初から受け取らない方がいいと思いませんか?
もしくは量は多くなくても、デザインや着心地などが原因で子供が嫌がって着ないという場合もありますよね。
そういった場合は無理に受け取らなくてもいいんじゃないでしょうか。
私は何かモノを譲ると言われたとき、受け取るかどうかは「受け取り側」に決める権利があると思っています。
もし子供服のおさがりに困っているのであれば、受け取る前に
「今この数を受け取っても大丈夫かな?」
ということを考えてみてくださいね。
そして時には「思い切って断る勇気」も必要ですよ。