読書記録「砂の狩人」大沢在昌
たまにハードボイルドな気分になりたくなる。そんなとき、外れないのが大沢在昌さんの作品。
今回も、いい意味でのお決まりパターンの設定や登場人物。刑事と裏社会の人、義理と人情、立場は違うが友情?信頼関係?が芽生えてたり、ちょっと大人のラブがあったりと期待を裏切らない。そして何度も訪れる絶体絶命の場面。それをギリギリのところで乗り越えていく登場人物たち。血生臭さの中に家族のいろんな形の愛や師弟関係。いやー裏切らないね。
そんな中、この作品では、最後まで犯人が見えなくて、サスペンス的なドキドキあり、そして衝撃的なラストあり。
途中、えーって思う設定とか冗長な感じもあったけど、結果、最後まで聞いて良かったなーと。楽しませてもらいました。
そして、こちらオーディブルで聞いたのですが、なんと言ってもこちらの作品の声優さんが大好きなのです。池添 朋文さん。この声で読まれるとどんな登場人物もいい男になってしまうのです。