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仕事が辛い時に実践していること
こんにちは。お疲れ様です。
実は私、前職にて適応障害の診断を受け、メンタル不調の時期がありました。その後も仕事はできているのですが、メンタルが以前よりも弱くなったように感じています。今の職場でも、たまに仕事が辛い時には、適応障害の時と似たような症状が出ることがあります。
そんな私が、仕事が辛い時に考えていることをお話しようと思います。
この記事を読んで不安が解消されることは無いかもしれませんが、「こんな考え方もあるか」と、少しでも気休めになる方がいたら嬉しいなと思います。
私が適応障害の診断を受けた時の話
まず初めに私が適応障害の診断を受けた時の話をさせて頂きます。少し長いので、本題が気になる方は読み飛ばしてください。
適応障害の診断を受けたのは、新卒3年目の時でした。派遣会社で営業職をしていた私は、いつものようにとあるメーカー様に対して派遣社員の方(Aさん)のご紹介をしておりました。そして問題なく契約まで至ったのですが、その際に、派遣社員の方にお送りする契約書(正しくは就業条件明示書)の記載内容に不備があることが発覚したのです。急いで修正し、正しい書類をお送りしたのち、私はAさんに謝罪を致しました。しかしAさんは、この不備について酷くお怒りになり、大きなクレームを受けることとなりました。
これは契約取り消しになるだろうと私は思ったのですが、Aさんはクレームを言うものの、契約は予定通り行うと仰りました。ですので、正しい書類をお送りした上で、予定通り派遣社員として働いて頂くことになりました。私は最初こそクレームを頂いたものの、契約反故にせず働いていただけることには、就業先メーカー様にもご迷惑をかけずに済むため、感謝しておりました。
しかし、ここから私が精神を病むに至った長い日々が始まりました。Aさんは初日から問題なくご就業頂き、無事に初日を終えました。就業先メーカー様からも高評価を頂いておりました。そして初日の就業報告を受けるため、私はAさんにお電話しました。しかし、Aさんからは開口一番、先日の契約書不備の件で再度同じ内容でクレームを受けました。そしてクレームを言い終えると電話を切られてしまいました。私はまだお怒りになられていることに驚きつつも、申し訳ないと謝罪のメールを改めてお送りしました。
翌日、朝目が覚めると社用携帯にAさんからメールが入っておりました。昨日のメールの返信だと思い開封すると、そこには数十行に及ぶ私ならびに、私の会社に対するクレームが書かれておりました。契約書不備の件だけでなく、話し方や連絡が少ないなど、とにかく様々な点でクレームを書かれておりました。私は朝からげんなりしてしまいましたが、メールに丁寧に返信をしました。
翌朝、またAさんからメールが入っており、そこには前日同様クレームが書かれていました。昨日と似たような内容ばかりでした。私はさすがに参ってしまい、Aさんと直接お話をすべく対面面談のご提案をしましたが、それに対しては「会いたくない」と拒絶されてしまいました。
それからと言うもの、Aさんとメールをやり取りするたびにクレームを受ける日々が続きました。メールの返信をやめてみたこともありましたが、そうすると「私と話す気が無いと言うことですね?」と、メールに対する返信がないことへのクレームが入り、またクレームメールのやり取りが続きました。
このようなAさんでしたが、就業先からは高評価評価を頂いており、Aさん自身も契約を続ける意思が見られました。こうして、Aさんから頻繁にクレームを受け続けながら、Aさんと就業先メーカー様の契約更新は続けると言う日々が始まりました。
そんな日々が約7ヶ月ほど続き、その間何度も何度もクレームを受け続け、ついて私の心は折れてしまいました。毎朝吐き気と共に目覚め、朝食を食べると気持ち悪くなってしまうコンディションの中会社に向かい、クレームメールに対処しながらその他の仕事を続け、家に帰るとストレス発散するかのように辛いものとアルコールを飲み、就寝前になると翌日の不安で過呼吸を起こすような生活でした。メンタルクリニックに行ったところ、「適応障害」だと診断され、精神安定剤を処方して頂きました。「診断書を書くから休職した方が良い」とも言われたのですが、性格的に自責の念が強かった私は、「自分が休むことで他の人に迷惑がかかってしまう」とも思いましたし、「メンタルを崩して休んだ人だ」というレッテルを貼られることも怖くて、結局薬を飲みながら仕事を続ける事を選びました。
その後3ヶ月ほど薬を飲みながら仕事をする日々が続きました。そんなある日、ついにAさんの就業先様のPJが失注したことを受け、Aさんの契約が終了することになりました。こうした場合、本来喜ぶべきではないのですが、私は不覚にも安堵していました。Aさんも契約終了には納得しており、契約終了手続きを行うためにAさんへ連絡をしました。数ヶ月ぶりに電話に出てくださったAさんでしたが、最後まで私と私の会社に対するクレームは止まらず、何がそこまでAさんを怒られてしまったのか分からないままとなってしまいました。
その後もう半年ほど営業を続けたのち、部署異動をして、その後現在の会社へ転職しました。Aさんの一件以降、精神状態は何もなければ安定していますが、仕事で追い込まれてしまった時や、苦手なMTGなどがある際には、当時ほどではありませんが発作が出てしまうようになりました。
そんな私が、日々仕事をしながら、辛いことや苦手なことがある時に実践していることをお話しいたします。
※注意※無理はしない方が絶対に良い
大前提として、心身ともに不調な場合は、無理せず休まれる事をオススメいたします。無理していいことはほとんど無いと思っています。もし今これを読まれている方が、私のように精神はもちろん、体にも不調が現れているようでしたら、きっと心に余裕が無いと思いますので、病院などに行かれた方が良いと思います。私が実践していることは、不安そのものを消すようなものではありませんので、心に全く余裕が無い方は、休む方が賢明だと思います。
【朝起きる時が辛い場合】
朝目が覚めて、今日の仕事の事を考えると嫌になることは私もよくあります。そんな時、私は携帯ゲームを少しだけしたり、YouTube動画を流しながら準備をしたりします。仕事の事を考えると辛いので、携帯ゲームをする事で仕事を意識から遠ざけて少しメンタルを安定させます。また動画を流しながら準備する事で、動画の内容を理解することに頭の容量を割いて、仕事のことを思い浮かべないようにしています。
もしくは、ギリギリまで寝ています。少しでも余裕があると、今日この後来る嫌な仕事を考えてしまうため、ギリギリまで寝て、準備から家を出るまでの時間を短くし、わざとバタバタしながら準備をします。それでも嫌なものは嫌ですが。。。
【通勤時間が辛い時】
私は1時間近く電車に乗っているのですが、電車に乗っている時には基本的に仕事のことは考えないようにしています。YouTubeを見る、本を読む、好きな音楽を音量大きめで聴く、など、自分の頭を仕事以外の事で埋め尽くして、仕事の事を考える隙間を極力減らしています。以前は1日の仕事の進め方などを考えたりもしていましたが、そんな事会社についてから嫌でも考えさせられるので、通勤時間は自分にとって有意義になるように心がけています。会社のオフィスに入るギリギリまで、音量大きめで音楽聴くのはオススメです!
【仕事中に辛くなった時】
上司から怒られた、仕事でミスをした、この後のMTGが嫌だ。そんな仕事中に嫌な気持ちに見舞われた時、私は拗ねます(笑)。というのも、仕事中に嫌な気持ちになった時、それに対して「私は悪く無い」とか「私はダメな人間だ」「上司に呆れられているんだろうな」「この後の会議怒られるのかな」みたいに、感情的に色々な事を考えれば考えるほど辛くなります。
嫌な状況に対して、無理な抵抗を行うから気持ちがしんどくなるのだろうと思っています。
ですので、私は仕事中に辛くなった場合は、感情の起伏を極力抑えるために、「あ、そうですか」「はいはい、面倒臭い」みたいな諦めムードになったり、「どうせ怒られるんでしょう」「あー、嫌だ嫌だ」みたいに拗ねたりしています。
うまく伝えられなくて申し訳ないのですが、とにかく「感情の起伏を抑える」ことを心がけています。ですので、「落ち込む」、「怒る」だけでなく、「喜ぶ」こともしないです。変に喜んでしまうと、その後に嫌なことがあった場合の落差が生じるので、少し嬉しいことがあっても喜ばすに、冷めた態度でいます。落ち込んだり、怒ったり、喜んだりするのは結構体力使うので、体力を使わないようにいっそ拗ねてしまう、冷めた態度を取るような精神性を心がけています。※周りから見たら面倒臭いやつでしょうけど、自分の身を守るためなので仕方ない。
【寝る前/休みの日に辛くなった時】
日曜日の夜は、非常にテンションが下がります。明日の事を考えただけで嫌で嫌でたまりません。また、休みの日に仕事の事を思い出して辛くなることもあります。
そんな時、私は「掃除/整理整頓」をすることが多いです。その理由は2つあって、1つは仕事の事を考えないようにするためです。仕事のために頭のキャパシティを使いたくないので、考えずに済むように掃除をします。仕事の事を考えずに済むのであれば、掃除でなくても良いと思います。とにかく、仕事以外に集中するようにしています。
2つ目の理由は、達成感があるからです。経験談として、休みの日に仕事以外の事をしようと思って、昼からお酒を飲んで映画を見ていることがありました。それはそれで非常に背徳的で楽しいのですが、終わった後になぜか「時間を無駄にしてしまった」と非常に後悔の念にかられてしまったのです。別に休みの日なので、休むという意味では間違ったことはしていないのですが、「何もしなかった」ということが自分にとってはあまりポジティブになれないことが分かったので、少しでも達成感のある「掃除/整理整頓」をするようにしています。私は勉強することが好きなので、勉強をしていることも多いです。達成感があるので。
まとめ
以上、私が心がけていることをお話しさせて頂きました。共通しているのは、
①:仕事の事を考えずに済むような時間の使い方をすること
②:感情の起伏を抑える事
の2つです。自分の頭を、なるべく仕事の為に使わない。それでも仕事はやらねばならぬし、嫌な気持ちになるので、感情を昂らせないように、冷めた態度で(気持ち的に)淡々と行うというのが、私なりに工夫して辿り着いたやり方です。それでも仕事が嫌で堪らなく、落ち込むこともあります。ですが、前よりは幾分マシになったかなという印象です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。