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悪魔合体レバーの素体となるものまとめ

探せばいっぱいありそう。

PS2~PS3時代のHORIアケコンならいける?

以前何度か紹介した悪魔合体レバー。

端的に言えば、三和のJLF-TP-8YとHORIオリジナルのレバーの掛け合わせである。具体的には、HORIのオリジナルレバーに使われているシャフトやピボット、スプリング、スプリングパイプ等を三和のJLF-TP-8Yに移植したものだ。JLF-TP-8Yと比べるとシャフトが出っ張らない形状となる。以下の写真手前が悪魔合体レバーで、奥がノーマルなJLF-TP-8Y。

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「こんなもの作ってどうするの?」という当然の問いもあろう。多くの人にとってほとんど意味はない。ただ、昔発売されたアケコンに三和レバーを取り付けたい人には、この悪魔合体レバーはマストアイテムとなる可能性を秘めている。

というのも、過去のアケコンは今のように三和やセイミツの業務用パーツが使われておらず、レバーもボタンもそのメーカー独自のものであった。当然操作性が犠牲になったわけだが、その代わりに価格が抑えられていたのが特徴である。今では2万円以上するアケコンは5,000円もあれば購入できた。

とはいえ、先で触れたように操作性がいかんともしがたく、熱心なユーザーはこれを改造し、三和やセイミツレバーの換装を試みた。そのテクがネット上で共有され、さらに発展し、PS2時代あたりには割と一般化していったように思う(家庭用スティックWikiができたのもこのあたりか)。

改造にあたっては本体の加工が必須であった。どの素体でもほぼ共通していたのは、スペーサーで本体の厚みを増す必要があったこと。とくにHORIの各種アケコンは総じて厚みがなく、レバーをそのままつけると底の板にシャフトがあたって操作ができない。スペーサーで底上げし、隙間テープで埋めるなど涙ぐましい努力を皆していたが、そこで登場するのが悪魔合体レバー。悪魔合体レバーならシャフトが突き出ず、底の鉄板にあたることもない。底上げせずとも無加工で底の鉄板を閉められるわけだ。

前置きが長くなったが、今回は悪魔合体レバーの素体として使えるHORIのスティックのまとめとなる。中古であれば破格値で売っていることもあるので、改造素体として入手してみるのもいいのではなかろうか。

バーチャファイター4専用ジョイスティック

PS2用のバーチャファイター4に特化したスティック。一点注意したいのが、シャフトカバーが付いていないこと。シャフトカバーを取り付けたい場合は、三和スティックのものを少し切断してサイズ合わせをする必要がある。

バーチャファイター4 エボリューション スティック

PS2用のVF4evo専用スティック。L3やR3用のボタンが増設されているので、VFeスポーツ用のスティックを作るならこれを活用するといい。こちらはシャフトカバー付き。VF4専用スティックよりは市場に出回っている数が少ないのか、中古価格がちと高い。

鉄拳TAGスティック

PS2用のTTT専用スティック。シャフトカバーがついていないので、取り付けたい場合は三和のそれを加工する必要がある。これと形状が一緒のスティックはいくつかあるが、おそらくレバーユニットも共通のはず。多分。

ファイティングスティックV3

そもそもFSV3は厚みがあるので三和のスティックがそのまま装着できるのだが、レバーユニットをよくよく見てみたら悪魔合体できるタイプであった。探せば相当中古を安く買えると思うので、部品取りとして購入してもいいのではなかろうか。シャフトカバーがついているのも嬉しい。


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