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激レアなニコン初代フォトミックのオリジナル取説!
手に入れようと思って探しても中々見当たらないものが、ひょんなことから簡単にゲットしてしまいました。
今回はそんなお話です。
⿴⿻⿸ 事の発端はヤフオクにて ⿴⿻⿸
ある日、ヤフオクのカメラカテゴリーを何気なく眺めていたら、あれ?これはもしかして?という出品画像がありました。
タイトルとカメラ本体はフォトミックFTNなのですが、背景にある取説だけはどう見ても初代フォトミックのヤツじゃないですか!
⿴⿻⿸ 初代フォトミックとFTNの違い ⿴⿻⿸
はい。ここでもう一回復習。
初代フォトミックはこんな感じ。
FTNはこんな感じ。
FTNはニコンFのフォトミックファインダーでも最終型になるんです。1番の大きな違いは、初代はレンズを通してカメラ本体から測光しなくて直接外部から測光するので、測光用の丸い窓が付いてるということですね。
FTNの方が新しくて性能も良くて数も多くて修理も比較的可能ということと、やっぱりアイレベルファインダーと比べると不格好ということで、実は人気があまりなく比較的安価で購入できます。
逆に初代フォトミックファインダーは古くて機能しないものが多いことから機能するものは貴重ということで、特にブラックペイントのものは高価というかほとんど目にしませんね。
⿴⿻⿸ 初代フォトミックの取説 ⿴⿻⿸
実は取説も比例していて、初代フォトミックファインダーの取説って中々お目にかかれません。FTNのものはいっぱいあるんですけどね。
初代フォトミック自体発売後60年近いわけですから、そもそもそんな取説なんて多分皆さん捨ててしまいますよね。
そんなわけで、数十年前にニコンFブームの時に、ある雑誌が初代フォトミック取説の完全復刻を出しました。今かろうじて目にすることができる初代フォトミックの取説はこの復刻版ですね。
だからこのオリジナルは多少汚くても貴重なんです!
いや、むしろ完全な姿で残ってること自体が奇跡的なのかもしれませんね。
そういうわけなので何がなんでも欲しかったから、そもそもFTNの取説じゃないのでこれだけ譲って欲しいと交渉したところ、快くこちらの言い値で譲ってくださいました。で、それが今日届いたというわけです。
⿴⿻⿸ では中を見てみましょう! ⿴⿻⿸
表紙を見ただけで初代フォトミックの取説と分かってましたが、いざページを開いてその画像が出てくるとワクワクしますよ。
それにしても、いやあ汚いですね。笑 😅
ただ、崩壊するとかそんなことはなくて、もしかして現像液などがかかった汚れかもしれませんね。
↓見てください! 富士山マークのロゴですよ。
そしてセルフタイマーのレバーも斜めギザ! この形状って確か641から642万番台までだったと記憶してます。640万番台のセルフタイマーレバーは角がもっと鋭角なんです。641(もしかすると640終わりあたり?)あたりからちょっと丸みを帯びてくるんですよね。
⿴⿻⿸ 知りたかったことが! ⿴⿻⿸
で、なんと言っても知りたかったのはこれ!!
受光角コンバーターの使い方ですね!
インターネットのサイトによっては、望遠レンズ用と記載されていますが、まあ確かに用途としてはそれなんでしょうね。
受光の「受」が旧字体ですね。これが復刻版では現代の字体になってます。
着脱方式はペンとかいちいち使わないといけないようです。こればっかりはキヤノンとかペンタックスのスライド式の方が僕は好きですね...
ビンテージとなったニコンFで、もはや使わないようなところに触れてるところもオリジナル取説の良いとこですね。(って当たり前か。)
そして当時のレンズのラインナップ。
18cm(180mm)でf2.5なんてあったんだ!!
⿴⿻⿸ 今のニコンさんも頑張って... ⿴⿻⿸
今と違ってサービスセンターもいっぱいありますねえ...
今のニコンさんも是非頑張ってもらいたいものです。
Zfcの成功で何かに気づいてもらえればいいんですが。