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【今日は何の日】2月16日 アレクセイ・ナワリヌイの命日

こんにちは、ニコライです。今回は半年ぶりの【今日は何の日】です。

2024年2月16日、ロシアの反体制活動家アレクセイ・ナワリヌイ氏が、北極圏の刑務所で亡くなりました。翌月3月1日、大統領選挙が行われる中、モスクワで行われた葬儀には数千人の市民が参列し、2キロ以上の長い行列ができました。

ロシア当局は、死因は「病死」で事件性はないとしましたが、妻のユリヤ氏は政権側に「毒殺」された可能性を主張、刑事捜査を求める訴えを起こしましたが、棄却されました。その後、独立系メディア「インサイダー」の調査で、ナワリヌイ氏の体調は急激に悪化し、腹痛、嘔吐、けいれんなどの症状が出ていたものの、そうした報告が削除されていたことが明らかになっています。

ナワリヌイ氏の氏から今日で丸1年。ロシアの反体制活動はすっかり萎縮してしまっているようです。一方、パリ当局は、プーチン政権に抵抗した氏の功績を称え、市内16区にある通りの名前を「アレクセイ・ナワリヌイ」通りに改称することを正式に決定。こちらはロシア大使館から400mほどの距離にある通りとのこと。

ロシアではこれまで、ジャーナリストのポリトコフスカヤ、元FSB職員のリトビネンコ、そして、リベラル派の政治家ネムツォフなど、プーチン政権に都合の悪い人間が数多く暗殺されてきました。彼ら彼女ら、そしてナワリヌイ氏の遺産を決して無駄にせず、プーチンに抵抗し続けることが、ロシア人にとっても、そしてウクライナと世界ほ平和にとっても必要だと思います。

ナワリヌイ氏について知りたい方は、こちらの記事も併せてご覧ください☟

タイトル画像の出典:Public Domain, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=111376960


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