きりぎりすくんのように出会いを楽しんでいきたい≪絵本感想文≫
こんにちは。地方公務員をしています、にこです。
今日は「社会人も寝る前絵本」シリーズです。きっかけは以下の記事をご覧ください。
書誌情報
『きりぎりすくん』
作:アーノルド・ローベル
訳:三木 卓
出版社:文化出版局
発行年:1979年
あらすじ
感想
「小学生の頃国語の教科書で読んだっきりのアーノルド・ローベルだ!」と懐かしくなり、借りることにしました。
まず感じたのは、植物や昆虫の挿絵が美しい! 一気にきりぎりすくんの世界へ入り込みました。
きりぎりすくんはふと旅に出たいと思い、目の前にある長い、ほこりっぽい、おかへのぼり谷へ下る道を見つけると、歩き始めます。
その道中、色々な昆虫たちに出会っていきます。
昼や夜ではなく「朝がいちばん」と訴えるかなぶんやてんとうむしたち。りんごを住みかとするあおむし。掃除好きないえばえ…。
最後に訳者の三木卓さんからのメッセージがあり、この本のメッセージについても書かれていて、グッときました。
「道=人生」。
生きていると気が合う人、そうでない人と、たくさんの人に出会います。
出会った人を「好き」「嫌い」で区別するのではなく、きりぎりすくんのように、違いを認めながらも、前に進んでいく。
この本を読んで、いろんな人との出会いを、きりぎりすくんのように楽しんでいきたいと思いました(^^)/