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わたしの想う「じべた」は「地球」でした≪絵本感想文≫

こんにちは。地方公務員をしています、にこです。


「社会人も寝る前絵本」シリーズ。きっかけは以下の記事をご覧ください。


書誌情報

『じべた』
文:谷川俊太郎
絵・字:黒田征太郎
出版社:橙書店
発行年:2021年


あらすじ

閉じ込められる日々が続いても、地面がぬかるみ、建物が流されても、人の営みは続きます。私たちには、大地に心を寄せる時間が必要かもしれません。今だからこそ生まれた絵本『じべた』。谷川俊太郎さんと黒田征太郎さん、ふたりの想う『じべた』です。
何度も頁を繰ってください。そして、読む人が想う、「じべた」が心に浮かべばうれしいです。

出版社HPより


感想

谷川俊太郎さんの詩が好きなのと、絵が抽象的で、子どもたちが書いたような素朴な書き方をしているのが面白いと思い、借りることにしました。


「じべたはおおむかしからじべたです」という手書きの文と、荒廃した風景に伸びる道に立つ一人の人から始まるページに、なんとなくダリっぽいなと感じて、ぐっと入り込みました。


「じべた」についての文が続くと、いきなりまっくろなページに「きかいがやってきました」という白文字がでてきます。


そして「きかい」が行う所業を書き連ねます。


ここで「じべた」と「きかい」が何を指すのか気づきます。


私は「じべた=地球」、「きかい=人類」だと感じました。


この本を読んで、改めて、地球との共存、地球に住まわせてもらっている一員としての人間との意識を持とうと思いました。


でも、時間を置いて読んだらまた、違った「じべた」を想うことになりそうな気がする。


またいつか読んでみたい、と思わせる本でした。




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