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親子で必見!『インサイド・ヘッド2』が描く感情のリアル

映画『インサイド・ヘッド2』を観て


先日、子どもたちを連れて、以前から気になっていた映画『インサイド・ヘッド2』を観に行ってきました。

自分を受け入れるがテーマ

映画を観終わった後の率直な感想は大人の私にとっても「すごく面白かった!」という感じ。
監督のメッセージとして、「この映画は自分自身を受け入れることがテーマ。完璧じゃなくても、ありのままの自分を愛することが大切」という言葉がとても印象的でした。
現代社会では、SNSを通じて他人と自分を比べてしまうことがよくありますよね。その結果、どうしても自分に自信を持てなくなったり、無意識のうちに劣等感を抱くことも増えているように思います。そんな中で、この映画は「完璧である必要はない」というメッセージを強く発信しているんです。
自分を否定するのではなく、ありのままを受け入れることが大切だと改めて気づかされました。

感情がキャラクターとして描かれるユニークな世界


映画の舞台となっているのは、感情がキャラクターとして具現化された脳内の世界。喜びや悲しみ、不安や怒りなど、誰もが持っている感情がキャラクターになっていて、主人公ライリーの心の中でそれぞれが主導権を握ろうと奮闘しています。
この設定が本当にユニークで、物語の中に引き込まれました。
私は前作インサイドヘッドはみていなかったのですが、前作インサイドヘッドの主人公ライリーが成長し、思春期を迎えた世界が舞台。
子どもの頃から見守ってきた感情たちの指令室に、思春期アラームが鳴り、大人の感情たちが現れるところから始まります。
特に印象に残ったのは、思春期特有の「ダリィ(面倒くさい)」という感情がキャラクターとして登場するシーンです。
思春期を迎えた子どもたちの「めんどくさい」という感情がこれでもかと表現されていて、我が家でもよく見られるその姿に、ついクスッ。
思春期の子どもを持つ親なら、きっと共感する部分が多いはずです。

思春期の感情に寄り添うきっかけ


思春期に差し掛かると、子どもは自分の感情に振り回されがちで、時には親もその影響を受けることがあります。
我が家でも、感情の波に押されたり引かれたりして、家族全体がバランスを取るのに苦労することが多いです。
この映画では、その「感情に振り回される感じ」がリアルに描かれていて、「あぁ、うちもこんな感じだなぁ」と思わずうなずいてしまう場面がたくさんありました。
喜びだけを求めるのではなく、時には悲しみや不安に寄り添うことも必要。そうすることで、子ども自身も成長していくんだなと感じました。

子どもと一緒に観て良かった映画

この映画を観て、思春期の子どもを持つ親として強く感じたのは、「子どもの感情にもう少し寄り添ってみよう」ということです。映画の中で感情のキャラクターたちが、ライリーの成長を見守りつつ葛藤していく姿を見ていると、親としても「子どもってこんなふうに感情と向き合ってるんだなぁ」と感じる瞬間がありました。
自分の子どもも、ライリーのように日々成長しているんだと思うと、なんだか感慨深い気持ちになります。思春期特有の葛藤や感情の動きに親として振り回されることもあるけれど、こうやって子どもたちと一緒に感情の成長を見守っていけるというのは、実は素敵な経験なのかもしれません。

美しい映像とリアルの融合

そして、この映画のもうひとつの大きな魅力は、ディズニー独特の世界観。感情がキャラクターとして描かれていること自体も面白いのですが、色彩豊かな脳内世界の表現が本当に綺麗で、観ているだけでも楽しめる作品です。
特に、アニメなのにリアルの動きに近いしぐさや表情の描写、ライリーの心の中で起きている変化が視覚的に表現されている部分は、すごい!の一言。
子どもから大人まで飽きずに楽しめます。
映画館の大きなスクリーンで観ると、映像の迫力がさらに増して、より一層映画の世界に引き込まれました。
子どもも大人も楽しめる作品なので、家族で観るのにオススメの映画です。

まとめ:家族で楽しめる感動の映画

『インサイド・ヘッド2』は、家族や自分自身と向き合うきっかけを与えてくれる、"面白い"以上の価値がある作品です。
インサイドヘッドのいろんな感情も、主人公ライリーを愛しているからこそ、それぞれがどうにかしようとしていたと改めて感じます。
いろんな葛藤や感情もそのまま受け入れることの大切さ、そして愛することの大切さを伝えてくれる映画だと思いました。
私は前作インサイドヘッドを観てなかったので、機会を見つけて家族でみてみようと思います。
特に思春期の子どもを持つ親にとっては、子どもとのコミュニケーションに役立つ新しい視点が得られるかもしれません。
ぜひ家族全員で観てほしい映画です。


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