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お金の教育-達成後の息子(11-12週目)

お金の教育制度を取り入れて2ヶ月経ちました。
息子にとっての大きな転機が訪れました。

目標達成、その後

11週目、ついに息子は欲しかったSwitchのソフトを手に入れました。Amazonで買うとだいぶ安いんですね。
6700円位のソフトが5751円で買える!と衝撃を受けました。

目標までの残りをせっせと計算して「あと400円…」「あと350円…」とチマチマ稼いでいた息子。どうしてもその週にほしかったらしく、お財布からもお金を移動させたりして、ついに11週目の給与で5751円に到達したのでした。

で、到達と同時に使いました笑

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ずごーーんと総残高165円まで落ちました!笑

モチベーション一気にさがる

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12週目…息子の仕事量が一気に減りました。

週前半はなんとか声かけてやってたものの、週末に向けてどんどん数が減って日曜日はゼロに。。。

「なんか、欲しい物とくにないからやる気なくなっちゃったんだよね」
とわかりやすくモチベーションが落ちております。

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はぁ…

予想はしてた。

前回記事で「目標があると頑張れるよね!」とかいたのは、裏を返せば「目標がなくなったら頑張れない」ということ。

楽しいゲームも手に入れたし、めんどくさい仕事なんてしなくていいや〜♪モードです。

私達はなぜ働くのか

でも、大人になったらそんなの通用しない…と教えようと思ってふと考えました。

最初は「欲しい物手に入ったんで今日から仕事しませんって急にやらなくなったらクビになっちゃうよ!」と言おうとして

…あれ?なるか?日本の正社員ってめったにクビにならないよね?
仕事全然やらなくても給与もらっている人結構いるよな…

じゃあアルバイトではどうだ?それこそ欲しい物があって短期バイトやって手に入れたらやめるってのも全然ありだよね…やったことある。

息子の場合、衣食住が保証されていて、自分で買うお菓子やおもちゃを我慢できるなら、お金を稼ぐ必然性はないのか…?

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そもそも私達大人は、なんで働き続けているのか?

大人になったら、欲しい物のためだけじゃなくて家賃とか光熱費とか生きていくためには稼がなきゃいけない。
でもそれだけだろうか?
豊かな暮らしのため、将来のため、社会とのつながりのため、承認欲求を満たすため、世間体…他にも色々あるだろう。

改めて仕事観を考え直さないと、10歳の子どもを納得させられる言葉が見つからない。

この際、小休止して、息子のやりたいようにやらせる?
いやいやいや。

そんな本人の気分の問題でやったりやらなかったりされたら、雇用主はたまったもんじゃない。

それに、ここまで息子が家事できるようになってきたのに、またゼロになるのはもったいない。
何より私の負担が増える。私の機嫌も悪くなる(切実)

初心に戻って考えてみる

息子は来週から通常登校が始まる予定なので、できる仕事の量も減ります。
本人が望むなら全部クビにしてプータロー(死語?)になるのもありなんだろうか?

わからなくなってきたので、自分の記事を読み直しました。

するとこんな記載が!(お金の教育記録-1週目より)

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基本ルールあったの忘れてた!(私が)

このルールをお互いに守ることで、約束が成立している。
ルールを破る人は仕事も信用も失うということだ。
社会にもルールが有ることを疑似体験させるつもりで作ったんだった。

模索が続くと初心を忘れてしまいがちですね…アカン。
記事に残しておいて本当に良かった。過去の私グッジョブ。

社会の仕組みをどう伝えるか

でもさ、社会のルールが絶対に正しいとは限らないよね。
一度仕事を始めたらなぜ辞めたらいけないんだろう?

私は正社員を辞めたあと、専業主婦もパートも派遣も経験してフリーランスになっているけど結構大変だったし、超少数派だと自覚している。
一歩間違えたら年収何分の1になっていたはずだ。
そのくらい、今の日本は正社員超優遇・終身雇用バンザイの社会だ。

改めて、終身雇用という仕組みが「一度仕事を始めたらなかなかやめられない」社会を作っていることを考えさせられる。

一度辞めると退職金も減る。
ブランクを作ってしまうと再就職も難しいし、年金も減る。
保険とかにも影響あるのかなぁ。
とにかくリスクが大きい。

すでに先進的な企業は廃止しているし、変わりつつある。
息子が大人になる頃には終身雇用そのものがなくなっている可能性が高いと思ってる。
今の仕事観・経済観がガラッと変わっているはず、という前提で考えていきたい。

うーーーーん。

3ヶ月前、お金の教育のきっかけになったこの本に立ち返るときがついに来たのかもしれない。(過去記事:経済についてどう教えるか

お金だけが社会の価値ではない。

会社で働くだけが仕事ではない。

仕事だけが稼ぐ方法ではない。

10歳に教える難しさよ!
がんばろ!

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