おうちゴールデンウィーク、子どもと笑顔で過ごすために
暦上、五連休の2日目。みなさんどのようにお過ごしでしょうか?
仲之家では、五連休初日の昨日は、3歳児&1歳児のちびっこギャングたちとパン作りを行ったり、クッキーを焼いたりして過ごしました。
そして二日目の今日は……今のところまったり過ごしています。
ゴールデンウィークでなくても、普段より家で過ごす時間が増えたこの頃、ふと気づいたことがあります。
「あー。わたし、こうやって子どもたちと家で過ごすのが好きだったんだなぁ」と。
育休中、おうちで子どもたちと過ごしている間は、あまり気づかなかったのですが。緊急事態のためとは言え、こうして子どもたちと過ごせる日が増えると、すごくそう感じるようになりました。
おかしいなぁ。前は、「他の大人と話す機会が少ないの辛い」とか、「自分の時間がない」とか、「とにかく子どもの面倒をみるのが大変」とか、イライラしてしまうことも多かったんだけどなぁ。
子どもたちとおうちの中にいることで、以前のわたしと同じようにイライラをためている保護者の方も多いかと思います。
そこで今回は、できるだけ笑顔でおうち時間を過ごすために、そしてできれば「この時間って楽しいな」と思えるために、ちょっとしたコツみたいなのをご紹介させていただければと思います。
子どもとのおうち時間を笑顔で過ごすコツ
その①イライラしたら、「疲れてる」と思おう
さっそく「イライラしたら」というワードから始まってしまいましたが、これすごく大切なのです。
子どもが余計なことをした、言うことを聞かない、仕事を増やしてくる……特に忙しい時間帯とかね、夕ごはんの準備の時間帯とか、もうイライラしちゃいますよね(笑)
でも、もし気持ちにも体にも余裕があるときだったらどうでしょう? 元気100パーセント充電されていて、気持ちも体も軽いときだったら……もしちょっとくらい子どもがなにかやらけしても「まぁ大丈夫、大丈夫!」って思えませんか?
ということはですよ。
もし、子どもがなにかやらかしたときにイライラしちゃうあなたは――実はめっちゃ疲れて余裕のない状態なんです。
まずは、それを自覚しましょう。
そんなときは、無理しちやいけません。それ以上、疲れるようなことしちゃいけません。
夕ごはん、レトルトや冷凍食品使っちゃいましょう。でなければ一品減らしましょう。簡単調理キットみたいなのがあれば、どんどん活用しましょう。
どれも無理なら、時短料理なども調べてみてください。レンジやオーブンを使って簡単にできるレシピも取り入れてみてください。カット野菜などを常備しておくと、下ごしらえが省けてぐんと楽になります。
お料理が好きな方なら、もちろんその時間を楽しんでください。でもそうでなく、ただ家事としてやらなきゃいけないから台所に立っている……という方は、できるだけ楽する方法を考えましょう。
あなたは疲れているんです。それ以上、体力も気持ちも削ってはいけないのです。
もちろん、料理だけではありません。
イライラしちゃうくらいなら、無理に子どもと遊ぶ必要はまだありません。おもちゃや本、必要ならテレビを使って、子どもにはちょっと単独で楽しんでもらいましょう。
テレビはコミュニケーションに影響が……とか、目が悪くなる……とか、ネガティブな話はもちろんあります。でも、たまの一日くらい大丈夫です。
むしろ、すぐイライラしてしまう状態の大人と無理に遊んでいると、だんだんお互いに辛くなってきます。
まずは、イライラしてしまうくらいの疲れをとること。まずはそれから。
あ、子どもと少しでも離れていられるその間。家事をしてはいけません。
その時間は、家事のための時間ではなく、あなたのための時間です。
ちょっと一息ついて温かいお茶やコーヒーを飲んだり、ずっと読めなかった本を読んだり。その日の家事はできるだけさぼって、最小限にするのです。
もしくは、パートナーのタイプにもよるでしょうが、正直に「ちょっと疲れていて……」と打ち明けて、どんどん頼りましょう。パートナーも大人ですから、手助けしてくれるなり、自分でなんとかしようとしたりしてくれるでしょう。(そんなこと言ったら、逆に喧嘩になりそうで……という場合はもちろん、言う必要はないですよ)
とにかく、まずはイライラの原因になる疲れをとる。話はそれからです。
疲れをとるために全力を尽くすのです。
疲れがとれたら、次のコツです↓
コツその②自分の好きなこと、やりたいことをしよう!
そんなの無理! って思われる方も多いでしょう……。子どもが一緒にいたらできないようなこと、多いですもんね。
ただ、あなたのやりたいことはなにもかも全て、子どもがいたらできないようなことですか?
一つくらい、子どもがいてもなんとかやれそうなことはありませんか?
もしあったとしたら、それを我慢してやらないのはもったいない! 子どもがいたって、大人も楽しんで良いのです。やってみましょう! 邪魔されるとまたイライラしちゃう? ならいっそ、子どもと一緒にやってみてはいかがですか?
例えば最初に書いたパン作りとお菓子作り……どちらも、わたしがやってみたくて始めたことですが、子どもも巻き込んでやるようになりました。
だって、台所でパンやお菓子を作ってる最中、絶対邪魔されるに決まってるし、二人どけにしておくと集中して取り組めないから。
なら、一緒にやろうよ! と最初から誘うようにしています。
コツその③ゴールを変える。合言葉は「ま、いっか!」
さて、じゃあ一緒になにかやってみよう! となったとき。やはり注意すべきことがあります。
まずは、完璧を求めないこと。
そんなの当然じゃん! と思うかもしれませんが、これがあんがい難しいのです。
「なんでそういう風にやっちゃうの……!?」とイライラしてはもともこもありません。
なので、ここでは目指すべきゴールを「上手にやる」から、「楽しくやる」に変えます。
子どもとあなたが笑ってできれば、それがゴールです。
合言葉は「ま、いっか!」です。なにかあったら、声に出して言いましょう。「ま、いっか!」
声に出すのは、すごく有効ですので、子どもの顔を見ながら「ま、いっか!」と呟いたりわざと大きな声で言ったりしてみてください。本当に、どうでも良い気分になります(笑)
もう一つ、コツです。
活動中、子どもが「もうやんなーい」とその場を離れようとするかもしれません。
そしたら引き留めず、「いいよいいよー」とリリースしましょう。
無理にやらせてもいいことはたぶんありません。
子どもとはそこまででじゅうぶん、一緒に遊びましたので、リリースした子にはしばし単独遊びをしてもらいましょう。その間に、あなたは続きを。活動の節目で、「ねぇねぇ、次こういうことするけど、また一緒にやるー?」「○○ちゃんがやってくれたの、こうなったよー!」など声をかけてあげてみてください。
そうすることで、子どもはいつでも活動に戻りやすいですし、自分がやっていたことを理解しやすくなり、興味ももちやすくなります。
ただ、無理強いは×です。
我が家では、最近はパン作りもお菓子作りも、子どもたち自身が楽しむようになってきて、「こんなの作りたいー!」とリクエストもしてくるようになりました。親子で一緒に好きなことができるのは、やはり楽しいものです。
もし、「一緒にやりたいことなんて思いつかないよ!」という場合は、まったりタイムにでも一緒にいろんな趣味の動画を見てみるのはどうでしょうか?
あなたや子どもが興味をもったものがあれば、「これ、一緒にやってみようよ」と誘うのもありです。その場合は、できるだけ簡単なものからチャレンジしてみましょう。ちょっとしたものやことでも、できると達成感が大人も子どもも関係なくあるものです。その嬉しさを、大切にしましょう。
そしてまた疲れてきたら、イライラする前に、疲れを取る方法やそれ以上疲れない方法を考えましょう。
保護者が疲れず、怒りっぽくならないことは、子どもや家庭にとってすごくプラスなことです。
罪悪感など覚えずに、むしろそこまで頑張ってきた自分を労ってあげましょう。
かわりに、パートナーがイライラしているときは、「疲れてるんだろうなぁ」と思って広い心で、ちょっとでも休ませてあげましょうね。
まずは疲れを自覚し、たまった疲れは取り除く。頑張りすぎずに行程を楽しみ、そしてなにより無理をしない!
これを読んでくださったあなたが、イライラせずに、できるだけ笑顔でおうち時間を楽しめるますように。